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ギターの右手の弾き方!【レストピッキング】とは?倍音爆増な奏法

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レスト

レストストロークの基本

レストストローク(Rest Stroke)とは、クラシックギターやフラメンコギターなどで使用される右手指の弾き方の一つです。このテクニックは主に次のような特性を持っています:

レストストロークの定義

レストストロークでは、弦を弾いた後に指を隣の弦に「休める」ようにしてストロークします。これにより、音量が大きくなり、より強いタッチを得ることができます。

レストストロークのやり方

指の位置付け: 弾く弦に対して指を直角に近づけます。
弦を弾く: 指を弦に対して斜めに下ろし、弦を押し下げるように弾きます。
休める: 弦を弾いた後、その指を隣の弦に軽く触れさせることで「休めます」。これにより、振動が止まり、次のストロークに備えます。

レストストロークとフリーストロークの違い

レストストロークフリーストローク
隣の弦に休める動作他の弦に触れないように弾く動作
音量が大きく明瞭音が延びる・持続する
クラシックやフラメンコなどポップスなど
メロディの強調など流暢な演奏など
速いフレーズは弾きづらい速いフレーズなどには向いている

レストストロークのメリット

メリットはこんなにある!

  • 音が明瞭
  • 音のコントロールがしやすい
  • 表現力の幅が広がる
  • 倍音が多くでて音色の幅が広がる
  • 副産物的に他のテクニックの幅が広がる

一方デメリットも…

連続的なストロークには向いていない

強くストロークをするために筋力に対しての疲労が大きい

音が大きく音の減衰もはやく起こる

レストストロークの練習方法

レストストロークの練習は、指の力加減、正確な動き、そして音楽表現力を向上させるための重要なステップです。

ポイント

  • 最初はゆっくりとしたテンポで、一音ずつ弾きます。
  • 反復練習を繰り返す
    1,ピックを弦に軽く触れさせる
    2,弦を弾く際に隣の弦にピックを休める
    3,スタートポジションに元して次のストロークに備える
  • 鏡を使って自分のフォームをチェックする
  • 適度な力で弾く練習をする
  • 単純なメロディーやスケールをレストストロークで弾く
  • 正確性を失わないように注意

 

レストストロークの応用テクニック

レストストローク(Rest Stroke)は、ギター演奏における基本的な右手指の技法ですが、これをさらに応用することで、より高度な表現や技術的な挑戦が可能になります。

ダイナミクスを付けてみる

クレッシェンド/デクレッシェンド: レストストロークを使って、同じフレーズでも音量を徐々に増減させることで、ダイナミクスの幅を広げます。特に、メロディのクライマックスを強調する際に有効です。

オルタネイトピッキング(交互ピッキング)の強化

交互使用のレストストローク: レストストロークを交互に使うことで、通常のフリーストロークでは表現しにくい強弱を加えることができます。例えば、iとmの指を交互に使い、一つはレストストローク、もう一つはフリーストロークで弾くことで、リズムと強弱の変化を生み出します。

リズムの強調

フラメンコのラスゲアード: フラメンコギターのラスゲアード技法をレストストロークと組み合わせることで、リズムの強調をさらに効果的に行います。レストストロークでメインのビートを強調し、ラスゲアードでリズムを刻む。

ポリフォニックな演奏

複数の声部: レストストロークとフリーストロークを組み合わせることで、クラシックギターのポリフォニック(多声部)演奏を強化します。強調したい声部に対してレストストロークを使い、背景となる声部をフリーストロークで演奏します。

エフェクトの創出

弦を振動させる: レストストロークの後、指を速やかに離すことで、弦の振動を活用した特殊なエフェクト(例えば、弦がビビる音)を生み出すことができます。これは現代音楽や実験的な演奏において使われることがあります。

技巧的なフレーズ

トレモロの応用: トレモロ(同じ弦を速く連続して弾く技法)の中にレストストロークを挟むことで、リズム的な変化を生み出し、音楽に深みを加えます。

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