ギターの支持具ギターレスト
ギターレスト(guitar rest)
ギターレストとはギターを支える為の補助的な役割を担う支持具であり、主にクラシックギターを弾く際やギターの位置を高く維持したい時等に使用されます。
なんでギターレストを使うの?
ギターを持つ位置は人によって様々ですが、高い位置で抱える人にとってはギターレストは格好の道具です。足に乗せるよりも高い位置で固定する事が出来て、足を組む必要も何かに乗せる必要もありません。
また、足への接地面は面積が広くとられているものが多く、足がしびれたり過度な負荷がかかる心配もありません。
ギター固定部は載せるだけものやグリップが付いているものなどもあり、様々な形状から選べる。
ギターレストの形や種類
ギターレストには様々な形があります。
ネジ式タイプ
ギターレストのスタンダードのネジ式です。高さ調節は譜面台等でおなじみのネジ式で固定方法も4つのアームでがっちり固定出来ます。調節が柔軟なのと見た目の高級感と比較的にお手頃な値段で取り寄せる事が出来るのが利点。
クッションタイプ
こちらの商品はパールコットンと人工皮革で作られている為丈夫で汗などにも強い。クッションという事もあってギターや足への負荷も極限まで少ないので長時間弾く方などにおすすめ。
吸盤タイプ①
ギターの裏側に吸盤を吸着させてプレキシガラスで足へ固定します。こちらはギターリフトという名前で商品化されていますが、ギターレストと同じ役割になります。
違いはギターレストがギターを補助具の上に載せているのに対し、こちらのギターリフトはその名の通りギターを持ち上げている仕様になっています。
唯一レビューで見かけたのは大きさが26cm×42.5cmある為、持ち運び面で不便なのとギターの背面が平らでない場合は吸盤を付ける事が難しい点。
一方で安定感は抜群でドイツ製という事で作りは一級品。沖仁さんも所持している製品。
吸盤タイプ②
タイプ①はボディーの背面に吸着するタイプだったのに対しこちらはボディーの側面に吸着しててギターを安定させています。
こちらは上に乗せるのに加えて吸盤で位置を固定しているのでズレにくく安定して弾く為には重宝する設計になっている。
フットレスト(足台)とどっちがいいの?
フットレスト(足台)とは
足を載せる簡易的な台で足を乗せる事で足の位置を上げてギターの位置を高く調節する事が出来る道具です。
フットレストのメリット
・安い⇒¥2,000前後で購入出来る。
・折りたためるものが多くて持ち運びが便利
・足を上げる高さをいつも固定出来る。
・ギターは足に乗っているのでコントロールしやすい
フットレストを使った演奏
クロアチア出身のクラシックギタリストのアナ・ヴィドヴィチによる演奏です。こちらの動画ではフットレストを使用して終始演奏していてギターが非常に安定しているのが分かります。動画は全体がみえる6:10~スタートになります。
選び方のおすすめ
ギターレストとフットレストを比べると大きくポイントは3つあります。
・値段
・手間
・外見
フットレストは価格が安くて、地面に置くだけなので使用時に手間がかかりません。一方で地面に置いて足で踏むので汚れが気になる人は手間と汚れを天秤にかける必要があります。
ギターレストはフットレストに比べて高くて、設置に手間がかかります。一方でクッションタイプ等もあって地面につかないので清潔に使うことが出来ます。
見た目と感触に関しては両方とも数種類あり、ギターレストは更に構造が違うものがありますので結局は好みと言わざるを得ませんが、ギターに直接触れるギターレストの様な器具に関しては音響に直接影響するので音にこだわりたい方は慎重に選びたい。