パワーコードって良く聞きますが、押さえ方も何通りかあります。色んな意見がある中でなにが正しいのか考察します。※考察していく中で理論的な用語を羅列しますので
結論だけ知りたい方は最後までスクロールください。
パワーコードとは?
パワーコードとは、IとⅤのみから構成されるヴォイシングの一種でありロック音楽で頻繁に使用される和音構成である。
パワーコードの構成音
ⅠとⅢとⅤから構成される
トライアドコードはⅢがマイナーとメジャーの判別の鍵を握るしかし、このパワーコードと呼ばれるコードはⅢを省いてしまう為、マイナーコードだろうがメジャーコードだろうが関係ない。基本的にはⅠとⅤがアヴォイドにならなければ、どんなコードでもこのヴォイシングひとつでごり押しが出来る。その基音の持つ力強さを抽出したコードこそがパワーコードであり、ギターでは主に以下の方法で押さえられる。
ポジション
とりあえずよく見る押さえ方がこちら
B♭のパワーコードの場合
人差し指と薬指と小指で押さえますね。3弦の3フレットは入れても入れなくても大丈夫な為括弧で表記されています。
小指を使った押え方
上記で紹介した押え方に関して
2通りの押え方をする人がいる。Ⅴ(図の中では4弦の3フレット)を薬指で押える押え方と同じくⅤを小指で押える押え方様々な意見があり、アーティストによってももそれぞれが違った押え方をしているので、
是非ここでどちらがいいのか白黒はっきりさせたい。
Ⅴを薬指で押えるメリット
Ⅴを薬指で押えるメリットは
紛れもなく力が入れやすい事また、中指が余るためカッティングやパーカッシブなプレイ5弦がルートの場合の6弦ミュート個人的には各指が隣り合わせのフレットを担当している様な押え方なのでとても運指のバランスが良い
と考えています。
Ⅴを小指で押えるメリット
さて、問題の小指で押える側のメリットですが、調べているとたくさんの意見があります。手が小さい人でも押えられるミュートが薬指での運指に比べて綺麗に出来る。歴史背景から小指の方が優遇されてきた為ジョンメイヤーがそうしているから。他の人をアッと言わせたいから。
フォームが崩れにくいから。ここまでの解説で分かる通り筆者は薬指派です。。かといって小指派を否定する訳では決してありません。決定的な理由が挙がれば移行しますし、何よりジョンメイヤーが小指を使用しているというのは非常に興味深いですよね。あれだけ手が大きい人がわざわざ小指を使用するとなると何かしら重要な事がありそうです。
結論
結論ですが、結局は相性ですね(白黒付かなかったですが。。こうなる予感はありました。^^;)どっちが決定的に良い訳でもありませんし、傾向によって音楽性が決まる訳でもありません。個人的には薬指から練習を始めた方が指のコントロールがしやすいのではないかと思います。 ただ、上記に挙げたメリットを踏まえピンと来るような理由があれば どちらの押え方でも全く問題はありません。また、他にも理由等があれば