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ツーファイブとは?ジャズでよく使われるあのオシャレな進行は一体何?超簡単に解説

2021年2月23日

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ツーファイブ

ツーファイブとは

ツーファイブとは調の中からⅡm7のコードとⅤ7のコードが並んでいる事を総じて呼びます。ツーファイブには今回ご紹介するメジャーツーファイブの他にマイナーツーファイブもあります。このコード進行は独特のコード感を発生させ、ジャズで頻繁に使用されます。

素人ぴよ
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ツーファイブとはⅡm7のコードからⅤ7のコードに行くコード進行の事

「Ⅱm7のコード」やコードについて分からない人は下のリンクを参考にどうぞ

メジャー調とマイナー調

素人ぴよ
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マイナーツーファイブとメジャーツーファイブがあるんだね

メジャー調ではiiがマイナーセブンスコード(m7)で、Vがドミナントセブンスコード(7)です。一方、マイナー調ではiiがハーフディミニッシュコード(m7♭5)になることが多く、Vはドミナントセブンスコード(7)です。例えば、Aマイナー調ではBm7♭5-E7となります。

メジャーツーファイブの例一覧

Ⅱm7(ツー)Ⅴ7(ファイブ)
Cm7G7
D♭m7(C#m7)A♭7(G#7)
Dm7A7
E♭m7(D#m7)B♭7(A#7)
Em7B7
Fm7C7
G♭m7(F#m7)D♭7(C#7)
Gm7D7
A♭m7(G#m7)E♭7(D#7)
Am7E7
B♭m7(A#m7)F♭7(E#7)
Bm7F7

ツーファイブの例

下の図の楽曲のEm7-A7の流れをご覧ください。

Dの調のメジャーダイアトニックコードのⅡm7であるEm7からⅤであるA7に進行しているのが分かると思います。A7の後にはD△7に解決していて綺麗なツーファイブの流れを作っています。

使用例と実践的なツーファイブ

ツーファイブ進行はジャズのスタンダード曲や即興演奏で頻繁に使用されます。例えば、Dm7 - G7 - Cmaj7は多くのジャズ曲で見られるパターンです。また、アドリブ演奏では、ツーファイブフレーズを集め、実際の曲に当てはめて練習することが推奨されています。この進行は、コード進行の表情付けや、次のコードを予感させる役割も果たします。

バッキングトラックとして利用できるBGM

ツーファイブのアドリブ攻略方法

スケールを使ってアドリブ!

ツーファイブ進行(例: Dm7-G7-Cmaj7)でアドリブを取る際は、まずスケールを使います。

ツー(Dm7)ファイブ(G7)
スケールDドリアンGミクソリディアン
コードトーンD-F-A-CG-B-D-F

Dm7ではDドリアン(D-E-F-G-A-B-C)、G7ではGミクソリディアン(G-A-B-C-D-E-F)を使い、メロディを作ります。次に、コードトーン(Dm7のD-F-A-Cなど)を強調し、アルぺジオで進行を明確にします。ガイドトーン(3度と7度)を使うと、コード間のつながりをスムーズにできます。

フレーズをコピーしよう

ジャズの名手のソロをトランスクリプションし、そのフレーズを全てのキーで練習しましょう。例えば、デクスター・ゴードンのソロから学んだラインを、Dm7-G7だけでなく他のキーでも弾けるようにします。フレーズを変形させたり、代用(G7をDb7に置き換える)で新しい響きを加えたり、クロマチック音で緊張感を出すと表現が豊かになります。

実際の曲などで自然に弾けるようにする

短い3音メロディを作り、それを基にアドリブを展開するのも有効です。毎日少しずつ練習し、実際の曲(例: 「All the Things You Are」)で適用してみましょう。これにより、ツーファイブ進行でのアドリブが自然にできるようになります。

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