ギターストロークカッティングのやり方
カッティングとは実音を出さずにピックや手でブラッシングなどをする事によってパーカッシブな音を立てる事を指します。カッティングを行う事でリズミカルな演奏や演奏にアクセントをつける事が出来、それを行うのと行わないのでは聴こえ方がまるで変わってきます。
ギターストロークにはいくつかカッティングのやり方がありますが、この記事ではそのうちの一つを#1として弦を弾く側の手で行うカッティングをご紹介致します。
カッティングの解説に移る前に基本的ストロークが出来ない方はまずはこちらからどうぞ。
参考:初心者【8ビート】ギターストロークのやり方これを覚えればほとんどの曲が弾ける!
参考:初心者【16ビート】ギターストロークのやり方これを覚えればほとんどの曲が弾ける!
カッティングのやり方
まずはどんな感じに聴こえるか試聴下さい。下の動画ではまずは開放弦のみをカッティングしていてその後にコードを使った進行を交えてカッティングを行っています。
一定の感覚で和音が切れてバチっと鳴っているのが分かるでしょうか。これがカッティングになります。ドラムで言うところのスネアの様な役割として使われる事が多いです。
カッティングはブラッシングとミュートの応用
では早速やり方を解説していきます。
手順①ミュートを行う
まずこれを行う上で重要になってくるのがミュートです。8ビートのストロークを行いながら指定の箇所をミュートしてみましょう。
ミュートを行う際に使う手の部位は下の写真の部位になります。
手順②ミュートした後にブラッシングする
ミュートが出来たらその後にピックで弦をなぞっていきます。この時のコツですが、全ての弦をなぞる必要はありません。パーカッシブな音は低音弦側がほとんどを担っているので5〜6弦を弾くイメージで4弦あたりから空弾きを行う感じで振り抜きます。
手順③ミュートとブラッシングの感覚を限りなく短くする
手順②で行った動作を限りなく短くします。
手順④ストロークに混ぜて滑らかに弾く
最後にストロークに混ぜていきます。カッティングを一つのダウンストロークと仮定してストロークに混ぜます。
カッティングしたあとに振り抜いて返しのアップストロークから通常のストロークに戻します。
他のカッティング
以上、カッティング#1の解説でした。このカッティング方法はアコースティックギターですとアタック感が足せるので弾き語りなどをする人にとっては非常に有効なテクニックになります。また、この他にもカッティングの方法はたくさんあります。よろしければ他のカッティングも紹介していますので下記のリンクから探してみてください。
参考:ギターストローク【カッティングのやり方#1】ミュート×ブラッシング