簡単に弾ける必殺技はコレ
記号の意味は
● → 押さえる箇所
✖ → 押さえない箇所(消音)
△ → 押さえても押さえなくてもいい箇所
押さえる指は
弦 | 指パターン1 | 指パターン2 | 指パターン3 |
1 | ✖ | 薬指(もしくは✖) | ✖ |
2 | 小指 | 薬指 | 人差し指 |
3 | 薬指 | 薬指 | 人差し指 |
4 | 中指 | 薬指 | 人差し指 |
5 | ✖ | ✖ | |
6 | 人差し指 | 中指 | 親指 |
6弦から1弦まで全て同じフレットを押さえる事でマイナーを押さえる事が出来ます。
指パターンは1から3へ1つ上がる毎に難易度が上がっています。パターン2とパターン3はセーハが前提になりますので、難しい人はパターン1を試してみて下さい。
FmとA♭mはこうやって押さえる!
上記の押さえ方を知ったところで、実際にこれをどうやって実際のコードに落とし込んでいくかですが、自分が押さえたいコードを探すのは簡単です。
下の表からコードの基音と呼ばれる音を探せばOKです。
例えばFmを弾きたい人は下図のFのセクションで上記の押さえ方をする。
A♭mを弾きたい人はA♭のセクションで上記の押さえ方をする。
簡単な理由はコレ
マイナーって色々あるのにどうして全部同じ押さえ方で出来るのかを説明します。
コード名は?
この音の重ね方はm7のヴォイシングになります。mに対して7thを引っ付けることで装飾されたコードですが、マイナーコードに対してほとんど影響がないので非常におすすめな押さえ方です。
音の並びは?
弦 | 度数 |
1 | Ⅰ |
2 | Ⅴ |
3 | ♭Ⅲ |
4 | ♭Ⅶ |
5 | ✖ |
6 | Ⅰ |
音の並びは上記の通りになっています。♭Ⅶが入っているのでマイナーセブンスコードになります。
応用すれば更に簡単になる
この考え方を応用すればさらに押さえ方が簡単になるコードがあります。
例えばF#mやG#mです。
F#mに関しては上記で説明した押さえ方から更に音数を減らしてアレンジする事が出来るのでかなりの労力削減になります。
G#mに関しても同様に扱うことが可能です。A♭mと同様の押さえ方ですが、A♭mと表記されている場合はこの押さえ方が使えない場合もあるので注意。
以上マイナーのオールマイティーなヴォイシングのご紹介でした。コードチェンジや初心者に関する関連記事も下記にリンクがありますので是非ご覧ください。