ギターのコードヴォイシングについて分かりやすく解説する

投稿日:2019年10月30日 更新日:

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ヴォイシングとは


コードは和音のことであり、音楽の三大要素と言われているリズム、メロディー、ハーモニーのうちの「ハーモニー」に該当します。

単音だとメロディー複数音だとハーモニーですね。

一般的にヴォイシングとは
コード(和音)の中に含まれている音の配置の仕方を言います。




Cコードを例にした具体例

前述の通りヴォイシングとは和音の構成の仕方ですが、
実際どのような事なのか具体的に見ていきましょう。

例えばCのコードがあります。
Cコードは構成音がですが、
下の様に順番に並べてみます。

すごくシンプルで綺麗に並んでいますね。
ギターでCコードのローポジションは
5弦(ド)4弦(ミ)3弦(ソ)
と上記の音の通りに並んでいます。

では次に並べ方を変えてドを1オクターブ上げてみます。
下の図を参照ください。

構成音自体はですので変わっていませんが、
音の並び方が違いますね。
低いドがなくなって高いドが加わったことで
勿論響き方も変わります。

もう一つ例としてミも1オクターブ上げます。

これもまた構成音が同じなので
コードはCですがヴォイシングが違います。

同一構成音のコードヴォイシング

Am7のコードヴォイシングを考察します。
構成音はラ(Ⅰ)ド(Ⅲ)ミ(Ⅴ)ソ(♭Ⅶ)

これもまた前述のCコードと同じ様に順番を変えます。
ミ(Ⅴ)を1オクターブ下へ

次にド(Ⅲ)を1オクターブ下へ

ソ(♭Ⅶ)を1オクターブ下へ
ラ(Ⅰ)を1オクターブ上へ

そしてこちらが並び替えた

ド(Ⅲ)ミ(Ⅴ)ソ(♭Ⅶ)・ラ(Ⅰ)

Am7

Cコードのヴォイシングと似ていますね。

つまりAm7はCにラを足せば全く同じ構成音になります。

Cにを足したコードはCの6thあるいは13thと表記されるので
ヴォイシング次第では

C6or13th = Am7

押さえ方=ヴォイシング?

テンションコードを付け足せば、どんな呼称も付けられてしまいますね。D7sus4(9)がC/Dと表記される様に分数コードなども暗黙の了解で分かりやすい表記になる傾向があります。

ギターに関してですが、コードブックなどでコードを調べると同じコードでも何種類か押さえ方を見つけられると思います。

厳密に言えば音の並び方が同じであれば同じヴォイシングなので押さえ方=ヴォイシングと認識されていることが多いです。


筆者より

ヴォイシングについて限られた説明になりましたが、少しでもお役に立てていただればと思います。また、関連記事をしたのリンクにいくつか載せていますのでそちらも合わせてお役立てください。

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