順反り/逆反りって何?!
本記事にたどり着いた方はこういった悩みを抱えている方が大多数かと思います。
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[word_balloon id="1" position="R" size="S" balloon="think" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" icon_type="sweat" icon_position="top_left" icon_size="M" box_center="true" text_align="C"]メンテってなにすればいいの…?
お店で何直してもらったらいいのかも
分からないにゃ…[/word_balloon]
なかなか踏み出せずにいる人はたくさんいるのではないでしょうか。そもそもネックが曲がっているとはどういう状態なのでどの様な問題があるのか、解説していきたいと思います。
ネックの反りとは
初めに、ネックの反りには大きく2つの状態があります。
・順反り
・逆反り
上記の2種類です。ネックは木材を弦で引っ張っている状態ですので、弦を張っている状態の時は常に一定の力が加わっている事になります。
弦高が高い人は要注意
弦とフレットの間の距離の事を弦高と呼びます。弦高は距離が開きすぎていると非常に弾きにくく、バレーコードなどで挫折する人の主な原因になってしまったりします。
[word_balloon id="1" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="round_2" balloon_shadow="true" border_color="transparent"]弦高が高すぎて弾けないにゃ![/word_balloon]
反りを確認する際には弦高を調整することを念頭にまずは弦高がどのくらいかを測ってみましょう。現行の測り方は簡単です。
1,定規を準備する
2,6弦12フレットのフレットの先端かた弦の端を測る
3,3mm以上空いていたら弦高は高いかも!
更に詳しくやり方を知りたい方は下のリンクに画像付きで解説していますので参考にしてみてください。
[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/stringheightgauge/"]
ちなみに一般的な定規は1mm間隔だと思いますが、ギターはとても精密な設計になっているので0.5mm単位で正確に測ることをおすすめします。ギター用の万能定規も販売されていますのでメンテ用に一つは持っておきたいですね。
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順反りって何?
弦が指板に対して距離が出来てしまう反り方。弦に対して弓の様に沿っている状態です。横から見ると英語の「D」の様な形になります。弦の張力によって反る場合が多く、反りを感じていて弾きにくさを感じている人はまずこれから疑うべき。
逆反りって何?
弦に対して指板が近くなってしまう様な反り方。実は反り方によってはこちらの反り方の方が悪質な事が多い。順反りと反対向きに沿ってしまう状態。
ネックが反ってる人の傾向と原因
ネックが反っている人のほとんどは順反りで、その主な原因は保管環境と弦の張力による形状変化です。順反りはネックが弦との間に隙間が空くように湾曲する為、フレットを抑えづらく弾きづらくなります。
弦の張力
この弦が引っ張っている力はギターだと6弦合計30〜50kg程ある為、放って置くと木材の形状が変化していくのは一目瞭然です。
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30~50kgの張力が常にかかっている状態で、湿度や温度によって本体に状態変化があるとネックが耐え切れなくなって反ってしまう事があります。
反りが招くギターへの影響
そしてもちろん、過度な反りは音を聴いて認知できる範囲で音程もあからさまに悪くなります。ただ、完璧に真っ直ぐがいいかと言うとこれも正解とは言いづらく例外を除いたほとんどのギターのネックは僅かに順反りになっています。
補足ですが、トラスロッド調整で完璧にまっすぐになるかと言うとトラスロッドの仕組み上これも完璧には不可能でそもそもチューニングもかなり不安定な楽器なのです。逆反りは反りの部分の弦高が他の部分と比べて低くなります。
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と思われた方もいるかもしれませんが、弾いた時に弦振動がフレットに当たって
ビビってしまったりサスティンがなくなってしまったり、場合によってはもはや音が鳴らなくなるフレットまで出てきたりしますので、
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状態によっては順反りよりも悪質な反り方です。
その他の症状
他にもその名の通りネックがねじれるねじれやネックごと起き上がるような元起き、順反りと逆反りが交ったような波打ち状態の形状変化もあります。これらはほとんどの場合専門知識と専門の道具が必要になってきますので、認識したらすぐにリペアに持っていってください。ギターを買って間もない方は
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と言われたらびっくりして「まっすぐにしないと!」と焦るかと思いますが、大前提として調整で完璧にまっすぐには出来ません。
ネックはそもそも完全にまっすぐにしない方がいい考え方や弦の振動に合わせたアーチの方が音響的には適している考え方があります。
それを踏まえた上で演奏上や楽器の保管に支障があるのかを判断し、どの様になってほしいかを明確にした上でまずギターの先生や専門家のいる楽器店やリペアに相談してみるのがいいかもしれません。
また、ネックのメンテと応急処置的な意味を込めて自分で反りを調整することも出来ます。自己責任になりますので自信がない方や大切な楽器を扱う場合は経験者の指導の下に行うことをおすすめします。
ネックの反りの直し方
[word_balloon id="1" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="round_2" balloon_shadow="true" border_color="transparent"]ネックが回ってるの嫌だにゃ・・・[/word_balloon][word_balloon id="2" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="round_2" balloon_shadow="true" border_color="transparent"]自分である程度調整出来るよ![/word_balloon]
上記で触れたネックのメンテに関してですが、ご自身のネックが曲がっていた場合、トラスロッドを調整することによってネックの湾曲を調整する事が出来ます。トラスロッドに関して更に詳しくは下記にリンクを載せておきますので参考にして下さい。