ギターを始めたばかりで右も左も分からない様な状態の人。
また、或いは歴代のプロ達が必ず通ってきたであろう一番のコアになる5つの事を紹介します。
1.上達は才能ではなく練習
紛れもない事実です。このコンセプトが理解できないと必ずギターで挫折します。
ギターは反復練習やコード練習等、時間をかけて練習する項目が多く練習を怠るが故に、「才能が無い」と結びつけやすいです。
これは大きな間違いで感覚を掴むコツが早い人はもちろんいますが、才能どうこうと言った話は、そもそもの絶対的練習量が前提の話で
はじめたての頃はとりあえず練習をたくさんする事が肝心です。
あなたはあなたが才能あると思っている人よりも練習していますか?
または、その人があなたと同じはじめたての頃の状況だったときでもあなたはその人よりも練習していますか?
2.『手が小さいから出来ない』
「手が小さいから」「指が短いから」
初心者の方とお会いするたびに毎回この会話をしています。
手の大きさのせいにするのは辞めましょう。99%の人はギターを弾くには十分な大きさの手です。そして更に問題なのが「いや、私は残り1%の本当に手が小さい人だ」って思っている99%側の人。
偉大なジャズプレーヤーと呼ばれる人達は例え小さな手でも素晴らしい演奏をバンバンします。
ギターで使う運指はそもそも日常では使わないので指が馴染むまでには誰にとっても初めは練習が必要なのです。
ギターを少し弾けるようになってくるといつのまにか手が小さいとは感じなくなります。
3.ギターの持ち方
一般的なフォークタイプの持ち方とクラシカルな持ち方で迷われる方がいますが、演奏することに関してどちらが正解という事はありません。
しかし形式的にフォークは右持ちだと右脚側に乗せ、クラシカルな形式だと基本的に右持ちは左脚に乗せます。
どちらの方がいいかは結局本人の希望や感覚で決めればいいかと思いますが、フォークタイプの持ち方の方が普及しています。
手の角度、安定、振りやすさ、見た目など様々なことを考慮しましょう。
4.フィンガリング
基本的な運指についてです。初めから複数弦を同時に押弦したり、複雑な指使いをする様な事はないと思います。
それを前提に、弦を指で押すときは必ず指先で押す様にしましょう。
爪を立てる様なフォームで拳を丸めます。
コードを弾く段階になると触る弦と触らない弦をしっかり分ける必要があります。
はじめの段階から意識しておきましょう。
また、親指は6弦の上から出してミュートをしている人をよく見ますね。
これは慣れてきたら行えば十分に間に合いますので、親指はネックの裏側中央部分に据え置いて、先に指を丸める意識をしましょう。
5.使用するギター
ギターを始める人が意外と知らない人が多くて最も挫折する大きな問題が最初に持つギターです。
実はギターは弦の浮き方や指板までの距離、フレットの長さ、ネックスケールの長さなどで弾き心地に天と地の差が生まれます。
状態の悪いギターはプロのギタリストが弾いてもそこまでいい音が出ませんし、弾きづらいですし、練習の効率もガクッと落ちてしまいます。
毎日ギターを練習しているプロが嫌がる様な状態のギターを、はじめてギターに触る初心者がいくら練習しても
効率悪いですよね。ましてやギターの状態が悪いとすら気が付かずに才能が無いと諦めてしまいがちなのです。
これからスクール等に通われる人は講師の情報量を存分に利用しましょう。ギターの買い方の注意点、ギターの状態、メンテナンスの仕方等、しっかりと準備をしてからギターを楽しく弾きましょう。