シーケンスとは
英語で《sequence》。-連続した -連続性のあると言った意味で使用される。フィギュアスケートでもステップシーケンスというステップの連続性が評価される技がありますね。
シーケンスフレーズの呼び方と意味
連続性のあるフレーズの事をシーケンスフレーズと括る事があります。
呼び方については単弦上から3音ずつ抽出していく『3ノートパーストリングシーケンス』や『3ノートシーケンス』。4音ずつ抽出していく『3ノートパーストリングシーケンス』や『3ノートシーケンス』があります。
ほとんどの賢明な読者様にとっては呼び方に馴染みがあるかとは思いますが、カタカナが続くと頭が痛くなる一部の読者様の為に、『ノートパーストリング』とは、
ノート→音
パー→◯◯に対しての
ストリング→弦
要するに3ノートパーストリングシーケンスフレーズとは『1つの弦に対して3つずつ音を選んだフレーズですよ』って事です。
シーケンスフレーズ
では実際にシーケンスを見てみましょう。
3ノートシーケンス
前述した3ノートパーストリングを例にメジャースケールで書き出してみます。
今回はCメジャースケールで解説します。
上の図は1フレットから7フレットの間で1つの弦に対して3音ずつ選び出した表になっています。音はCメジャースケールのドレミファソラシドのみの構成です。
あとは引く手順をパターン化して各弦の音をなぞっていきます。
4ノートシーケンス
次は4ノートパーストリングを書き出します。
同じ様にCメジャースケール内で1つの弦に対して4音ずつ選ぶので
3ノートパーストリングに比べて範囲が広くなりましたが1音増えているだけです。
こちらもフレージングは
等があります。
シーケンスの応用
1つの弦から3音ずつや4音ずつを抽出していくシーケンスフレーズですが、Cメジャー以外でも違うスケールに当てはめることも可能です。
下の図を参照ください。
Cのハーモニックマイナースケールになります。こういったスケールを3ノートパーストリングで抽出することでスケールをパターンでなぞるだけでフレーズ化することが可能です。
アドリブなどを弾く際や速弾きを弾く方にとっては大変有効な考え方ですので、この記事を参考までに是非ご自身で発展させてみてください。