CHARも使用のギター【Mustang】をご紹介

投稿日:2019年5月30日 更新日:

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Fender Mustang 日本が誇るギタリストCharやNirvanaのギターボーカルカートコバーンLed Hot Chilipeppersの元ギタリストジョンフルシアンテなど超が付く有名人が実機として使用していた事で有名なギターですね。車にも同名の車種がありますね。

4コマ漫画だった「けいおん!」(K-ON!)がアニメ化され大ヒットした際に、その主要キャラクターの一人が使用していた事で日本ではその認知度が爆発的に高まりました。

Mustangの由来

そもそもMustangとは?

《「マスタング」とも》米国で、

野生の状態で暮らしているやや小形の馬。

スペイン人が放牧したものが野生化した。

 (goo辞書より)

 

野生化した馬で人には服従しないんだとか。なんだかイメージとしては筆者は「気高い」とか「孤高」とか「暴れ馬」といった言葉を連想しました。

車に関しては仕事率の単位として馬力を使いますから馬の名前がついた車種があってもよく車の雰囲気によく馴染みますよね。

Mustangの特徴

形状・見た目

(クロサワ楽器様より)

ストラトキャスタータイプのギターをいじった様な丸みを帯びた特殊な形をしているジャズマスターやジャガーといったギターに似ていて唯一無二の可愛らしさがある。ギターが比較的小型であり、ネックの長さは610mmというかなりの短さである
 
 

アーミングシステム

 
ダイナミックビブラートというトレモロユニットがついているのもMustangの特徴ブリッジのところを見てあげると
あまり見たことない様な棒状の金属部品がひっついてますよね。これをアームで前後に嵐の如く唸らせて
 
弦のテンションに変化を与える事で音にビブラート等をかけることが出来ます。ダイナミックビブラートと言われるだけあってとてもぐわんぐわん音が変わります。とても楽しくていいシステムなんですが、しかし難点だと言われているのが
 
ピッチがズレやすい事アーミングの課題とも言うべき課題が顕著に出てしまいます。そこでこんな事をしている人を見つけました。
 
 
フロイド等に代表されるロック式がありますが、ダイナミックビブラート自体を動かなくしてしまうという技
簡単な方法ではありますが、動画の主が言うところによれば効果はてきめんだそうです。
 
でもこのくらいの事でピッチの安定問題が解決するならフェンダー社直々にダイナミックビブラートと
ダイナミックビブラート固定のオプションとかやってもいい気がしますね。風の噂によるとフェンダー社にとって
 
トレモロユニットの位置付けは音を微妙に揺らす程度を想定しているだとか…
 
本来あまりギュイーンってやって欲しくはないのかもしれませんね。ましてやカートコバーンとかが好きでMustang買った人はトレモロユニット要らなそうですもんね。

 
Mustangの音についてですが、ショートスケールでボディが小さい。そもそもの音が玩具っぽいです。これをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは人によって違いますが個人的に思うのはCharとか
 
カートコバーンとかが出している音を再現したいと思って購入する人は全然違うじゃん!ってなりがち。(筆者も当初はそうなりました^^;)
 
また大きな特徴の一つであるピックアップのスイッチで主にシングルPUを積んでいるMustangはフロントとリアのPUを入り切り出来る使用。
 
ちょっとややこしいのが、スイッチの固定個所が3カ所ずつあるという事。
 
要するに、、、
 
フロント→ON OFF ON
リア →ON OFF ON
 
で分かれている。
以下の説明で黒がスイッチの位置だとすると
 
中央がOFFで左右がON
 

フロントのみON
フロント■□□ リア□■□
フロント□□■ リア□■□
 
リアのみON
フロント□■□ リア■□□
フロント□■□ リア□□■
 
両方ON-通常位相
フロント■□□ リア■□□
フロント□□■ リア□□■
 
両方ON-逆位相
フロント■□□ リア□□■
フロント□□■ リア■□□

 
というかなりわかりづらい仕様となっている。これが同じ向きに入りになっている場合ピックアップが通常駆動しているのですが、逆向きになっている場合アウトフェイズ(逆位相)になります。フロントとリアで拾った音がぶつかり合って相殺された音になります。誰得なのか全く以て不明です^^;
 
とは言っても決してMustangをディスっている訳ではないですよ!筆者もMustangのファンでしたし在庫管理が難しくなるまではずっと愛機として所有していました。
 
 

改造傾向

 
Charやカートコバーンのムスタングを見てみるとリアがハムになっているのを見つける事が出来ます。
Mustang独特の中底が抜けたそうな音を歪ませると非常に気持ちがよく更にハムを積む事でパワーを追加した様な
仕様ですね。
 
仕様だけ見れば俗にいうお仕事ギターみたいな仕様とも言えますがMustangの小さいボディにごりごりのハム積んでハードロックなんて弾いた日には病み付きになる事間違いないですね。
 

Mustang製品紹介

 
さて、いよいよMustangを買おう!と思い立って調べてみると意外にも意外にも様々な種類がある事に驚く。柄もさることながら年代によって値段が違ったり使っている材も違ったりしてくる。
 

Squierが出している廉価版Mustang

PUスイッチがトグルスイッチ

PU自体はハムが2連発

トレモロユニットなし

形はMustang

SquierはFender社のブランドの一つであるからこれもMustangの系統を紡いでいる事は間違いないが機能性などは全くの別物ぽいですね。。Mustangの形状の外見が好きなんだって人は廉価版でもいいかもしれませんね^^

 

American Performer Mustang


 
Fender USA新シリーズのAmerican PerformerMustang
 
PUは相変わらずのアルニコ磁石を使用したその名もYosemiteピックアップ
 
アップル製品の様なネーミングですね。
セレクターはトグルでこのシリーズには色は4種類あるらしい。指板はローズウッドです。
 
MIJ Traditional '70s
 
 
(以下Fender社ホームページより転載)

元々はスチューデントモデルとして発表されたTRADITIONAL 70S MUSTANGは、

 
そのコンパクトで軽量な設計が日本人プレイヤーのニーズにマッチし、ロングセラーモデルとなりました。
オリジナル・アルニコ・ピックアップが、
 
ストラトやテレキャスターには無い、唯一無二のマスタングサウンドを提供します。
 
本モデルはマッチングヘッドをフィーチャーしています。
 
 
 

 

まとめMustangのイメージ

外国人にとってのスチューデントモデル

所謂小型で弾きやすく初心者用と呼ばれるモデルが小型な日本人にとっては良かったみたいな紹介ですが、スチューデントモデルだからと言って初心者用と固定概念を持つのは危険ですね
 
前述した世界的アーティストも数あるギターの中で敢えてMustangを選んでいる訳ですから
 
Mustangにはそれだけ魅力が詰まっている訳です。

外見もなかなか奇抜ですし音も独特でMustangの中にも様々な種類があって特徴があります。

音をまとめるのが難しいといった意味ではまさに暴れ馬といったところですが、

一度その弾き易さと特別感に包まれると病みつきになる事間違いないですね。

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