3/4拍子と6/8拍子の違い
3拍子というとワルツ等が有名ですね。世界で1番歌われているとされるHappy Birthday Songも3拍子ですし、童謡で有名なぞうさんも3拍子です。
では6/8拍子とはなんでしょうか?
理系の方は約分しやくてうずうずしているのではないでしょうか^^;
ですが、拍子をあえて6/8と表記するのには理由があります。今回はこの2つの疑問について練習問題もふまえて追及してみたいと思います。
この記事でわかる事 → 3/4拍子と6/8拍子の違い
3/4拍子とは
表記
意味
1小節の中に4分音符が3つ分ありますよ
っていう楽譜の表記の尺を定義づける拍子記号になります。
弾き方
今回は6/8拍子との対比の為に8分音符で弾き方のコツを解説していきます。まずは下のTAB譜を参照ください
簡単な見分け方としては、部屋が3つに分かれている様なイメージです。アクセントも1小節に3回それぞれの頭に付けてあげると3拍子を感じやすくなります。
6/8拍子とは
表記
意味
1小節の中に8分音符が6つありますよ
という意味です。こちらも3/4の拍子記号と同じように
定義づけの記号になりますので基本的には曲の最初に書かれています。
弾き方
6/8の場合を見ていきます。下のTAB譜をご覧ください。
8分音符が3つ引っ付いて、それが2つの塊が1小節に含まれています。アクセントも2回だけつけていて、1,2,3と数えていた3/4に比べこちらは「2つしかカウントするところがない!」と感じるかと思います。
実はこれ「2つしかカウントするところがない」で正解なのです。6/8は基本的には2拍子で、1拍が3連符になった様な感じです。
実際の曲で聞き分けてみよう
では実際に曲で3/4と6/8の感じを聞き分けてみましょう。
まずはこちらの曲から
いつも何度でも
https://www.youtube.com/watch?v=9O4SMw_8Om0
ジブリ作品で有名なこちらの曲は3/4拍子です。1,2,3,1,2,3、と綺麗に曲が流れていくのを感じられる3拍子の代表曲ですね。
ありがとうさようなら
合唱曲として誰も知るこの楽曲は6/8拍子になります。アクセントが1個目の音と4つ目の音に付いていて、1,2,3,4,5,6、と伴奏が6/8を刻みながら曲が進んで行くのが分かります。
曖昧なものもある:楽譜の表現次第?
注意として楽譜の表記に関しては書き方は何通りもあるという事。実際3拍子の曲を4拍子と定義づけて書くことは全然可能です。下の曲を聴いてください。
精霊流し
https://www.youtube.com/watch?v=cx_tm60Yc24
こちらの曲はどういう聴こえ方がしたでしょうか?123、456と聞こえた方は6/8で聴こえていますね。6/8で合っていますが、様々な楽譜を見ると4拍子で書かれていたりスローシャッフルになっていたりしますね。