どうしてJAZZは嫌われるのか

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どうしてJAZZは嫌われるのか

まず、音楽ジャンルであるJAZZは大変素晴らしいものであると断っておきます。

一方で市場としてのポピュラリティーは大衆受けというよりもBGM要素が大きく、聴く側の好みが分かれます。

 

ジャズでプラチナムかゴールドレコードを受賞したのは35枚あります。ハービーハンコックやルイアームストロングなど巨匠たちが歴史を築き上げてきました。

 

しかしもうジャズはおろか世間ではCDすら買わなくなりました。CDの実物を買う文化がなくなった現代ではジャズ日の目を見なくなりました。ここ20年ほどはレコード賞などにもジャズはランクインしておりません。

 

POINT

どうしてJAZZは敬遠される様になったのでしょうか?

インプロビゼーションが理解できない

インプロビゼーションとは即興演奏の事で、ジャズには曲間にソロ回しをします。このソロ回しは曲への理解と演奏者への理解がなければ、なかなか理解するのが難しく感じる人が多いのです。

 

ぽち
ぽち
ここがテーマだよ!

テーマ?メロディの事かにゃ?
たま
たま
ぽち
ぽち
ここがアドリブだよ!
すごいにゃ!あっ終わったみたいだにゃ!みんな拍手してるにゃ!
たま
たま


中国語や英語などの様に多言語を理解できないのと同じ様に、アドリブ等の理解がないと難しいジャンルである為に浸透しずらい側面があります。

 

またアドリブ終わりの拍手なども作法じみている感じがハードルを上げてしまっている側面もあります。

 

ジャズの仕組みを理解しないでジャズを好きだという人はかなり稀なのです。

 

ジャズのピークは70年代~80年代頃

日本やヨーロッパは比較的にジャズに寛容とされていますが、アメリカなどではジャズは嫌われ役になっている様です。

 

パットメセニーなどの有名なミュージシャンでもお客さんはほとんどが50歳以上なのが現状です。

 

70年代や80年代頃のジャズはダンサブルチューンでした。当時はクラブなどではジャズで踊っていたようですが、

 

近代になるにつれて次第にロックやダブルステップなどにとって代わっていきました。

 

DAWの進化やラップの浸透などが大衆迎合され、ジャズは淘汰されていきました。

JAZZはグループがない

ジャズは基本的にはソロとして活動していて、●●バンドの様に個人にバンドがついているのを良く見ると思います。

 

ジャズはソリストの集合体である事が多く、それぞれがソロをとったりするので曲としての完成形が聴く側にとってはあやふやに感じる側面もあります。

 

ジャズミュージシャンは余程のビッグネームでない限りは集まって作品やライブをやってを繰り返し、グループを形成している様でその実個人の集まりなのです。

 

固定のグループがほとんどないJAZZは浸透しずらい側面もあります。グループを形成しない事から注目や人気を集めづらいのです。

録画や録音を禁止な場合が多い

スコットヘンダーソンやパットメセニーはライブ映像を録画する事を許しません。

 

れお
れお
録音は絶対にゆるさんガオー!!!


 

自らのソロが気に入っていなかったり、インターネットを介して音楽を提供するよりも直接提供することを優先する「古風」な考え方をするアーティストがジャズには多い為です。

 

これほど有名な名前でもライブ映像を見れないのは浸透するには弊害になる側面もあり、現代のメディア形態にはとても似合わないものなのです。

 

情報が管理されると古参のファンしかきかなくなるので50代のお客さんしかこなくなってしまうのです。

大衆迎合された例でいいますと、ジョンメイヤーはずっと第一線でチケットを売り続けていて未だにチケットは売り続けています。

 

他に昔からずっと第一線で活躍しているミュージシャンは数多くいますが、ジャズはだけがどうして衰退しているのかは、この中に答えがあるのではないでしょうか。

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