シャッフルって何?
シャッフル(shuffle)とは
ブルースやジャズなどで頻繁に使用されるリズムの種類の事で下記のような記号で表記されます。
記号の意味
上記の記号の意味ですが、八分音符二つが四分音符と八分音符の三連符の組み合わせになっています。要するに八分音符2つ分の1拍を三連符に変えて下さいという曲の定義づけの記号になります。
つまり三連符の三つの符の中真ん中の符だけを弾かない。或いはストレートの二つの八分音符の内の後の方を少し遅らせるイメージです。つまり上記の指定記号は
下の赤い丸で囲った部分として同様に解釈することが出来ます。
シャッフルはきっかり三連符でなくてもいい
シャッフルを上記でリズム譜とともに解説しました。三連符のはじめと最後の音を弾き、間の音を弾かないので独特の持たれている感じが発生してそれが心地いい感じになっています。阿波踊りでよく耳にする日本のお囃子などもシャッフルです。
お囃子とかもシャッフル!
このシャッフルですが、もたれている八分音符はきっかり三連符におさまっている必要はありません。むしろ更にもたれさせることで違うニュアンスになったりして曲の雰囲気がガラッと変わったりします。
シャッフルの呼称
チェックリスト
- シャッフル
- スウィング
- ハネ
シャッフルのリズムはジャンルや音楽形態によって違った名前で呼称されます。例えばジャズなどではスウィングと言ったり、ポピュラーミュージックなどではハネって俗語が使われます。
スウィングとシャッフルの違いは?
スウィングとシャッフルの違いは呼び方のみで基本的には全く同じものです。一方で一般的な使用されるジャンルが異なるために演奏時のニュアンスは異なる場合が多く、アクセントの付け方や音の切り方など様々ですが、基本的なリズムは同じです。
ブルースでのシャッフル
ジャズでのスウィング
更に細かいシャッフル【ハーフタイムシャッフル】
シャッフルは8分音符2つを3連符の様に考える事でしたが、16分音符を3連符にするリズムも存在します。こういったリズムの事をハーフタイムシャッフルと呼びます。ハーフタイムシャッフルには他にも
チェックリスト
- ファンクシャッフル
- バウンス
などといった呼び方があります。表記についてはシャッフルと同じ様に以下の様に記されます。
意外と知られていないリズムであるハーフタイムシャッフルですが、このハーフタイムシャッフルは近年の日本のヒットチャートには非常に良く登場します。あいみょんや米津玄師など名だたるアーティストの楽曲で使用され楽曲の雰囲気やノリを表現するのに一役かっています。
最後に:シャッフルは音楽のルーツ
ストレート(イーブン)のリズムで慣れている人にとってはシャッフルが目新しく難しい音楽の様に感じるかもしれません。一方でブルースやジャズ等、様々な音楽に影響を与えているとされる音楽のルーツは意外にもシャッフルから発祥しているものが多いです。日本でもお囃子など昔から親しまれて生活の1部になっているリズムとして長い間親しまれてきました。