ギターで覚える音楽理論【養父貴著】レビュー

投稿日:2020年4月4日 更新日:

ギターで覚える音楽理論

実践的な音楽理論を勉強したい人におすすめの本。今回ご紹介するのはこちらです。


ギターで覚える音楽理論 確信を持ってプレイするために

定価本体:¥2500+税

著者が第一線で活躍するギタリスト

本を出版する人は多くいますが、意外と著者がプレーヤーとしての経歴がなかったり、内容が実践的ではなかったりして、なかなかギタリストのニーズに的を射ない様な内容のものが多くあります。一方で第一線で活躍しながらにしてその技術を基に書いているの本著書は教材としての評価が非常に高く、ギター講師や音楽学校でも取り扱われています。また、養父貴さん自身も世界一と称される音楽学校であるバークリーを卒後、音楽講師としてのキャリアも歩まれていて、日本屈指のサックスプレーヤーである渡辺貞夫さんにギタリストとして帯同して公演等に参加されています。

ジュンク堂等全国の書店で取り扱い

本著書はAmazon楽天等でも見つける事が出来て、全国の書店でも見つける事が出来ます。Rittor Music出版です。

内容のレビュー

この本はPart1~Part4で構成されています。

Part1基礎的な知識

この章では音楽理解の為の序章になっていて、チューニングの仕組みや音とは何かについて触れています。スケールとは何か、どういう理由で覚えた方がいいのかが明確になっていて非常に分かりやすく解説されています。

Part2ダイアトニックコード

この章ではダイアトニックコードの成り立ち等、コードについて分かりやすくまとめられています。コードに伴うスケールの使用やコード進行のアナライズ方法と避けた方がいい音などをコードダイアグラムと5線譜で記していて、理論をしっかり勉強したい人にとってはうってつけの教科書になります。

Part3実践的なコード使用法

Part3ではPart2で説明したコード等の理論や実践的なフレーズなどを発展させた理論やテンションコード等を紹介しています。ダイアトニック以外のコードが出現した場合の対処法や考え方をアナライズ方法とともに丁寧に解説していて、これを網羅すれば難しい進行もアウトスケールなども効率的に理解する事が出来る。

Part4すぐに使える実例集

この章ではブルースの解釈、ヴォイシングの実用例、ライン・クリシェ等に触れていてより実践で使用する事が出来る様なパターンが紹介されている。ギタリストなら絶対通るであろう道を簡潔に紹介していて分かりやすく習得出来る。

本書のレビュー

まず、音楽理論と言えば勉強チックで腰が重いイメージの人が多いのではないでしょうか?楽典等を開くとあまりの情報量にかえってどこをピックアップしていいのか分からなかったり、必要な部分と不必要な部分を分別する事が困難かと思います。

本書の素晴らしい所はギタリストにとって重要な理論が凝縮されていて、これだけは覚えておいた方がいいところが実践的かつふんだんに盛り込まれている。また、フレーズを押し売りする教本ではなくあくまで可能性を提示するだけで読者にとって自ら発展させる余裕の持たせ方が絶妙になっている。さすがは教鞭をとっていた方の本である。

また、ずぶの初心者でもこの本を基に理論勉強を進めていけるのも大きなおすすめポイントの一つで、音楽との向き合い方や演奏において客観的に説明されている。また、序文で「音楽に絶対的なルールはない」とあくまで自由な発想を重要視していて、理論による枠組みにとらわれる事を懸念して書かれていることを伺わせて安心して読むことが出来る一冊になっている。

 

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ギターを通して音楽と関連付けた情報を発信しています。日々変わる情報や流行を模索します。