ギターの【コード】ってそもそも何?
コードとは和音の事です。
ギターを演奏する時に必ずコードという言葉を耳にすると思います。ギターを弾くためにはまずコードを覚えなければ伴奏は難しいです。
では、コードとはなんの事なのでしょうか?
と思っている方は半分くらい正解です。
まず、コードについてですが、
コードとは
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コードとは和音の事
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コードとはギターのみに使われるものではない
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コードにはたくさん種類がある
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コードにはたくさんの表記方法がある
以上の4点を踏まえて順を追って解説していきます。
コードとは和音の事
コードとは和音の事を指します。要するに2音以上の音が鳴ればどういった音であれコードになります。
音楽の三大要素とされているのが
音楽の三大要素
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メロディー
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ハーモニー
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リズム
ですが、ハーモニーに当たるのがコードです。つまりギターはコードを弾いて歌う【弾き語り】をする事でたった一本のみで近代音楽的に完成された素晴らしい楽器です。
つまり、ギターの指板を指で押さえないでそのまま開放弦をジャーンと弾くだけでも複数音鳴っていますのでコードとして成り立っているのです。
ギター以外の楽器にも使われるコード
前述した通り、コードは和音の事を言いますので楽器がギターではないとしても複数音を鳴らせる楽器であればコードの概念はあります。似ている弦楽器ですと
・ウクレレ
・ベース
等もコードを押さえたりします。
また、ピアノやヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、、、等あげればキリがありませんがコードとはギターだけの固有の単語ではないことが分かると思います。
コードの種類
コードの種類に関してですが、和音の構成を分かりやすくする為に基の音(以下ルートと呼称)となる音を決め、その音から順番に番号【度数】を付けます。
つまり、12音階の近代音楽では12個のルートが想定されます。また、ルートを基にしたハーモニーの重ね方は音の高低を含めると無数にありますので和音の構成パターンは無数にあります。
ギターに関してのコードは最低音がスタンダードチューニングだとEで最高音がスタンダードチューニングで20~22フレットだとC~Dになりますので、一応有限にはなりますね。
度数
度数とはルートから数えて全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音と間隔を空け順番にⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ・Ⅶと数字を付けたものになります。また更にⅦより上の9・11・13をテンションと呼び装飾音として重要な役割を持ちます。
9・11・13に関してはⅡ・Ⅳ・Ⅵと同じ音ですが、1オクターブ上という意味合いで数字を付けます。
コードの基本トライアドコード
コードについてですが、コードには基本となるトライアドコードというものがあります。トライアドとはその名の通り3つの構成音による和音編成で主にⅠとⅢ(もしくは♭Ⅲ)とⅤを重ねたものになります。
コードと言われると基本的にはこのトライアドの事を指すことが多いです。
セブンスコード
トライアドコードにⅦを付けたものがセブンスコードになります。3和音だったトライアドに対し、セブンスコードは4和音構成になります。
参考:ギター【セブンスコード】と【メジャーセブンスコード】の違いと押さえ方
テンションコード
度数で説明した通り、9・11・13が付くコードの事をテンションコードと呼びます。
テンションコードが登場するとコードブック等を取り出して意外と苦戦する人が多いですが、ルートから数えて9・11・13番目の音と意識すると少し簡単に感じるかもしれません。
コードの表記方法は様々
コードの表記方法に関してですが、ジャンルによって傾向があったり人によって様々な嗜好がありますので楽譜は十人十色です。
コードの表記方法について詳しく知りたい方は以下のリンクに表を作成していまうすのでご参考にしてみてください。