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アコースティックギターかエレキギターどっちか迷っている初心者はこれを読めば解決!
ギターを始める時にまず初めにアコースティックギターかエレキギターどちらで練習をするかを選ばなければなりません。「どっちとも買ったから両方やるよ!」という人は稀ですので、今回はアコースティックギターとエレキギターそれぞれの特徴や利点などをまとめていきます。
この記事で分かる事 → アコースティックギターとエレキギターの違い
項目別の違い一覧
項目 | アコースティック | エレキ |
生音 | 鳴る | 鳴らない |
アンプ | 必要ない | 必要 |
電源 | 必要ない | 必要 |
材質 | 主に木材 | 主に木材 |
形 | 箱型 | 板型 |
値段 | ¥10,000~ | ¥10,000~ |
機材 | 特に必要ない | エフェクター等、後から買い足す事を念頭に置いておくべき |
ジャンル | アコースティック系、伴奏、弾き語り、ソロギター等 | ロックからジャズ、リードギター、バンド系 |
アコースティックギターとは
まずはアコースティックギターについて説明します。アコースティックとはそもそも生音楽器の事を指しますのでアンプや電源はないもの前提になります。広いステージなどで演奏する場合やレコーディングを行う場合はピックアップやマイクで音を電気信号化することがありますが、基本的には原音を大切にする為、材質や形状などの作りに非常に音が大きな影響を受ける楽器です。
アコースティックギターの種類
アコースティックギターの中でも更に細かく種類が分かれます。クラシックギター、ガットギター、フォークギター、が主に良く耳にする種類となります。これらを総称してアコースティックギターと呼びますが、クラシックギターとフォークギターは特性が大きく違いますので注意が必要です。
この種類の違いについて詳しくは下のリンクで説明しています。
[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/gutguitarandclassicguitar/"]
アコースティックギターの音色
クラシックギターはナイロン弦を張っていることが多く、ポロロンと擬音化される事が多いですね。下にナイロン弦で演奏している動画を貼っておきます。
伴奏用に使用されているのも載せておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=KVdsWGUoJd0
エレキギターとは
ではエレキギターについてですが、アコースティックギターが生音を重視しているのに対しエレキギターは音を電気信号に変えることで音を情報として変化させるシステムのピックアップを積んでいます。電気信号に変化した音の情報は様々なエフェクトとかけることが可能で歪ませたり、音をぼやけさせたり、残響音をつけたり、カラオケでよく見る様なエコーの様なエフェクトをかけることが出来ます。
エレキギターに必ず必要な物
エレキギターを購入する場合はかならず必要なのがアンプとシールドです。アンプとはピックアップで拾った音を増幅する機械の事でこれがないとほとんど楽器としての意味を成しません。また、アンプに接続するためにシールドが必要です。シールドはギター⇔アンプ間の接続を行うケーブルの事で、主に6.3mm規格を使用します。こちらはエレキギターを取り扱う楽器店には高い確率で販売されています。
エレキギターの音色
それではエレキギターがどういう音色を出すのか実際に動画で確認してみましょう。
こういったクリーン~クランチのような綺麗な音色も出せます。
または下の動画を参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Omt4-eW412A
こういった激しい曲などもエレキギターの最大の特徴ですね。速弾きと呼ばれる奏法等もエレキギターを楽しむ一つの要素ですね。
アコギ・エレキどっち?おススメの理由
ここまででなんとなくアコースティックギターの特性とエレキギターの特性は分かったかと思いますが、実際価格帯等は10000円くらいからピンキリで、ブランドやグレードにも関係する為あまりどっちが高いとかはありません。
では何を判断材料にするかと言いますと、
1、みんなで演奏するか一人で演奏するか
アコースティックギターは弾き語り等伴奏が出来ることとソロギターなどでメロディーと伴奏を同時に行えたりしますので、一人で演奏したり遊んだりするのにはうってつけです。
逆にエレキギターはバンドメンバーや音楽仲間等の中でスタジオ等で合わせて楽しむといった事が主になりますので、「youtubeで演奏したいからこれでもいい」というような場合は除いて基本的には他のバンドメンバーありきになります。
2、好きなアーティストやジャンル
好きなジャンルがメタルやハードロックなのにアコースティックギターを買っても、そもそもの目指している方向性を楽器選びから間違うことになってしまいますね。好きこそものの上手なれとはよく言ったもので好きな音楽を追求した方が楽しいですし、上達も早いです。
ご自身の好きなアーティストの音楽に耳を傾けてみてどっちの楽器の方が使用されているのか、どっちの音の方が好きなのかを検討の材料にすることが重要です。
3、アコースティックでもエレキギターでも初めはやる事は同じ
良く聞かれる質問が、「アコースティックギターとエレキギターって弾き方や押さえ方は違ったりするのか」という質問です。
アコースティックとエレキギターはともに6弦楽器でチューニングも同じですのでコードの押さえ方や弾き方はおおよそ同じです。ですので、アコースティック⇔エレキギター間の移行というのは十分に可能です。
細かく言うとストロークのやり方や注意点などもそれぞれの特徴に合わせてありますが、「とにかく弾いてみたい」「家にアコギしかない」という人でも十分に移行できるとお考え下さい。