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アルペジオを覚えたいならまずはこれから覚えよう
アルペジオ(arpeggio)とは和音を低い音から順番にバラバラに弾く事を言います。音の出し方の事ですのでギターに限らずベースやピアノなどももちろんアルペジオが出来ます。
ポピュラーミュージックにおけるギターのアルペジオ奏法は 基本的には和音(コード)をバラバラに弾く事を指す事が多く、弾く順番は重要視されない。
コードを覚えてストロークも出来る様になってきたら和音をバラバラに弾くアルペジオを弾いてみましょう。
アルペジオってどんなの?曲での使われ方
まずは雰囲気を掴んでもらう為に実際にアルペジオの使われてる曲を聴いてみましょう。
こちらのONE OK ROCKの代表曲Where ever you areですが冒頭のイントロ部分が綺麗なアルペジオフレーズになっています。
このイントロを聴くだけですぐにこの曲だと分かるほど、アルペジオが曲の印象に強く影響を与えているのが分かります。
レミオロメンの3月9日です。この曲もアルペジオフレーズが印象的ですね。曲を通してコードをバラバラに弾いているのが分かると思います。
コピーしようとするとFやB♭等がアルペジオだと難関になる曲ですね。
意外とこんなフレーズもアルペジオ
スウィープと呼ばれる高速フレーズによく使用される奏法も実はアルペジオになります。
下の動画でジョンペトルーシがスウィープのやり方を解説しています。
前半が技術的なやり方で後半が実際のテンポで弾いています。スウィープはコードポジションをそのままなぞる事が多い為、前述の動画で登場した様なフレーズのアルペジオをかなりのスピードで弾いているイメージです。
アルペジオをフォークソングの様なゆったりとしたイメージと結びつけていた人にとっては衝撃的だったのではないでしょうか。
アルペジオを弾いてみよう
定番アルペジオとして今回ご紹介するのはこちらのフレーズになります。下のTAB譜をご覧ください。
アルペジオフレーズ
使用するコード
コードの押さえ方はこちらになります。
こちらのコードの見方が分からない方はコードダイアグラムに関する記事をご参照下さい。
[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/chorddiagram/"]
指弾きのやり方
アルペジオはピックでも指でもピックと指のハイブリッドでも弾くことが可能です。難易度的に1番易しい指弾きから練習する事がおすすめです。
今回は指弾きのやり方を解説していきます。
親指とその他の指の弾き方の違い
親指は基本的に上から下に弦を弾きます。
人差し指/中指/薬指/(小指)は基本的に下から上に弾きます。
アルペジオを弾いてみましょう
コードを覚えて指の動き方を理解したら実際に初めの1小節を弾いてみましょう。下のTAB譜をご覧ください
下の動画は右手の動きを追ったものです(左手はなにも押さえない状態で右手のみです)
TAB譜に書いてある運指を守ってゆっくりと弾いてみましょう。まずは基本のCコードを押さえながら順番に弾いていきます。
Cである程度スムーズに弾ける様になったらどんどん違うコードにも挑戦していきましょう。
アルペジオはストロークと違い、一つずつ弦を鳴らしますのでしっかりとコードを押さえていなければ綺麗に鳴らすことが出来ません。
上記の進行をマスターしたらどんどん実際の曲に挑戦してみるのもいいかと思います。
さだまさしさんの北の国からでは曲を通してこのアルペジオが使用されているので更に発展させたい方は是非参考にしてみるといいかもしれません。