ディミニッシュコード
表記はdimやo7などと書かれます（簡略記号についてはこちらから）。なんとなく難しそうな印象を持たれるディミニッシュコードですが、実は押さえ方を一つ覚えてしまえば後は超簡単に押さえられるのです。この記事ではその裏技について少し理論的な理由も付けて解説していきます。
難しい理論とか興味ない方は一番下までスクロールして下さい。
ディミニッシュコードは3種類しかない？！
ディミニッシュコードの構成音については実は3種類しかありません。
[word_balloon id="2" position="L" size="S" balloon="round_2" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" box_center="true"]Cdim7,Ddim7,Adim7,Bdim7,Gdim7があるけど。。[/word_balloon][word_balloon id="1" position="R" size="S" balloon="round_2" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" box_center="true"]あれ？！おかしいにゃ3種類以上あるようにみえるにゃ！[/word_balloon]
コード自体は種類がたくさんあるディミニッシュコードですが、そのほとんどは構成音が同じなのです。何故でしょうか？その理由を解説する為にはディミニッシュコードの構成音について知らなければなりません。
ディミニッシュの構成音
ディミニッシュコードはⅠ，♭Ⅲ，♭Ⅴ，Ⅵ（♭♭Ⅶ）で構成されています。鍵盤で可視化すると以下の様になります。
これはⅠから3音あがった音、またそこから数えて3音あがった音、更に3音あがった音と積み重ねています。一般的な平均律の12音階だとⅥ（♭♭Ⅶ）からまたⅠに戻ってしまう為和音の重ね方が必然的に同じコードが発生する事になります。
つまり、Ⅰをここからスタートしても
ここからスタートしても
ここでも
構成音は全く同じになると言う事です。
つまりは以下の3つの組み合わせしか存在しない事になります。
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3種類しかないディミニッシュ表
つまりディミニッシュは
| Cdim7=E♭dim7=G♭dim7=Adim7 |
| D♭dim7=Edim7=Gdim7=B♭dim7 |
| Ddim7=Fdim7=A♭dim7=Bdim7 |
になります。
つまり押さえ方も3種類をマスターすれば全てのdim7コードに対応出来るという事です。
押さえておけば全て弾けるdim7コードの押さえ方
まずは下記の押さえ方をマスターしましょう。
①Cdim7=E♭dim7=G♭dim7=Adim7は全部同じ押さえ方！
これを横にずらすだけで
②D♭dim7=Edim7=Gdim7=B♭dim7は全部同じ押さえ方！
同じようにずらすだけで
③D♭dim7=Fdim7=A♭dim7=Bdim7は全部同じ押さえ方！
になります。
この3種類さえ頭に入っていれば対応出来るという訳です。
この３つさえできれば全てのディミニッシュコードを弾くことが出来ます。まずは①の基本的な押さえ方からマスターしましょう。
また、コードを覚えるのが苦手な方にはコードを楽譜上に一発で書けるコードスタンプがおすすめ！
[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/chordstamp/"]
コードの無料メモ用紙は下記の参考記事から保存してご使用下さい。