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ギターの指板のカーブ・丸み【R/アール】って何?演奏にRが及ぼす影響や大きいのと小さいのの違いを解説

2020年7月31日

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ギターの指板のカーブ・丸み【アール】って何?

アールとは

ギターのネックを断面で見たときに指板が真ん中が頂点に来る様に扇型に丸みを帯びています。これをアールと呼びます。

Rってなんの略?

RとはRadiasの簡略になります。Radiasとは半径の事を指します。

素人ぴよ
素人ぴよ
ギターのネックには丸みがあるんだね
それをRであらわすんだね
手練れワン
手練れワン

10Rは半径1cm

180Rとは半径18センチの事になりますので、半径18センチ程の円を描いた時の外線のカーブになります。

ポイント

数字が大きいほど指板のカーブは緩やか(丸みが少ない)
数字が小さいほど指板のカーブは急(丸みが強い)

参考

1Rは2Rよりも丸みが強い!

Rのメリット・デメリット

Rが小さいと

丸みが強い!⇒つまりコードが押さえやすいけどチョーキングすると音が詰まりやすい

Rが大きいと

丸みが少ない!⇒つまりコードが押さえにくいけどチョーキングしても音が詰まりにくい

ギター別アール比較

ギターによってアールが変わる事を知らない方は存外多くギターの種別ごとに比較出来る表を作ってみました。簡単な指標としては、Rが一桁なのはかなり丸味があります。R単位がインチであったりmmだったりしますが、今回はインチで記載しています。

メモ

1インチ=2.54センチです。

機種R(機種の一般的な値)単位:インチ
一般的なクラシックギターフラット(Rなし)
コールクラーク12
エピフォン12
フェンダー近年9.5
フェンダーヴィンテージ7.25
ギブソン10-12
ギブソンj-4516
グレッチ12
アイバネーズ10-17
マーチン16
メイトン12
オベーション(フォーク)10
PRS10-11.5
リッケンバッカー(エレキ)10
リッケンバッカー(アコギ)12
ストランドバーグ20
タカミネ12
テイラー15-20
ヤマハ16
ゼマティス12

Rの見るギターの弾きやすさ

指板が丸まっていると

  • 親指を使って6弦を抑えやすい
  • 指の構造とあってるから力を加えやすい
  • バレーコードを弾きやすい

 

Rがきついと…

一方でRがきついとチョーキングした時に音が切れやすい特性を持っている。メリットとデメリットと同じですが、試奏の際にはRの違うギターを弾いてみると一目瞭然です。

弦高とRの関係

Rの影響を受けない

弦高はRの値に影響されずに調整する事が出来ます。

ですが、弦を曲げるとカーブによってはフレットにぶつかりやすくなってしまいますので、Rがきつければきついほどチョーキング等の弦を曲げる奏法は行いづらくなってしまいます。

また、Rが小さい(丸みが強い)ギターに関しては弦高は合わせて丸みを持たせてあげなければ、サドルに対して真っ直ぐに設定しても弦高にばらつきが出てしまいます。

どうして丸みを持たせる必要があるの?

JAZZ等のチョーキングをしない音楽に対してはとても演奏性が高い一方でロックやメタル等のチョーキング奏法を多用するジャンルに関しては向きません。丸みがあるのは指板が丸まっている程指で押さえたときに押さえやすい為です。Fの指の形を例にあげると、Fをバレーコードで押さえたときに1フレット全体を指が覆います。この時まっすぐであるよりも少し丸みがあった方が力を加えやすくなり、しっかりとコードを押さえる事に向いているのです。

ギターの役割の変化がRの変化につながった

もう一点、もともとギターはソロ等を弾く楽器ではなく伴奏楽器としての機能性が重視されていました。そのためコードを押さえやすい様にRが小さいギターが製造されていたのです。ヴィンテージギター等のRが小さいのにはこの様な背景があります。近年のギターはソロなどが多くなっているので、昔にくらべてRが大きく平らになっている傾向があります。一方で、コードを押さえる箇所だけRが小さくソロを弾く部分だけRが大きい等の複合的なRを持つギターも存在します。そういったRはコンパウンドラディアスと呼ばれます。

コンパウンドラディアス

丸みが場所によって変わる

Rが1つの指板上で変化している加工の事をコンパウンドラディアスと呼びます。音切れがしやすいというRの欠点を補う様に1弦側と6弦側で丸みが変わってきます。

どういったRのギターを選ぶべきか

Rの選び方

ギターの選び方に関しては様々な側面がありますので一概に定義する事が難しいですが、Rにのみ焦点をあてるとするならば、まずは以下の4点をおさえて店頭で試奏してみましょう。

チェックリスト

  • Rの小さいギターはハイポジション(特に12フレット以降)のチョーキングの音が詰まる傾向がある
  • Rの小さいギターはコードを押さえやすい
  • Rの大きいギターはチョーキングの時に音が詰まりにくい
  • Rの大きいギターは比較的にソロ(単音等)がとりやすい

ですので、試奏段階で12フレット以降のチョーキングを行った時の音のつまり、バレーコードを押さえたときの押さえやすさ等を重要視してみてはいかがでしょうか?

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