A♭mの簡単な押さえ方がこちら
3弦→薬指 4弦→中指 5弦→人差し指
3弦→中指 4弦→人差し指 5弦→親指
[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/chorddiagram/"]
A♭mをそのまま押さえるのは難しい!
A♭mは押さえるのが難しい!セーハやバレーと呼ばれる複数弦同時押さえが、指にとって大きな負担になってしまい結果的にFを押さえるのよりも難しく感じたりします。
テンションを付ける事で押さえる箇所を少なくして各指の仕事量を減らし、初心者でも押さえやすくしたのがA♭m7(♭13)です。
A♭m7(♭13)ってどんなコード?
A♭m7(♭13)の読み方はエーフラットマイナーセブンスフラットサーティーンスになります。音の並びは以下の表の通りになります。
弦 | 音 | 度数 |
1 | E | ♭13th |
2 | B | ♭Ⅲ |
3 | B | ♭Ⅲ |
4 | G♭ | ♭Ⅶ |
5 | - | - |
6 | A♭ | Ⅰ |
A♭mに色々引っ付けても大丈夫なの?
⇒ 引っ付けても良い理由
A♭mに7と(♭13)が引っ付いていますが、これはセブンスコードとテンションの♭13になっております。7はそこまで癖が強くないので比較的に耳馴染みのある音だと思いますが、一方で(♭13)の音は少し癖があります。試しに6弦のA♭の音と1弦の開放弦のEの音を2音だけで鳴らしてみるとなんとも言えない様な響きになるので試してみましょう。ですが、オクターブを離してあげる事で音の分離性と耳馴染みの良さを作り、コードとして曲になじみやすいヴォイシングになっています。
⇒ A♭m7(♭13)を使う時の注意点
テンションコードであるA♭m7(♭13)ですが、これを使う時には注意しなければならないポイントがあります。それは、♭13の音が他の音にぶつかってしまっていないかどうかを確認する事です。もともとトライアドコード(三和音)をテンションコード(4和音以上)に変えてしまっているので、半音で他のアンサンブルやメロディーラインとぶつかってしまうリスクが増えてしまいます。神経質な方は♭13の音である1弦の開放弦の音を意識しながらA♭m7(♭13)のコードが曲の中になじむのかを判断すると良いでしょう。