この記事で分かる事
セーハなしですぐに出来るFの簡単な押さえ方
この記事の目次
Fの簡単な押さえ方がこちら
1弦と5,6弦は開放弦でOK!
2弦 ⇒ 人差し指
3弦 ⇒ 中指
4弦 ⇒ 薬指
※親指の位置は特にどこでも大丈夫です。
上記のコード表の見方が分からない方は下記に解説のリンク貼っておきます。
注意ポイント
今回のこの押さえ方に関してですが、和音の構成に変化を加えています。厳密に言うとそのままFを弾いている訳ではありません。この裏技が使用できる条件やどういった響きになるかは後述される説明を必ず参照ください。
また、コードを覚える補助具としてコードの形をした便利スタンプなども販売されているので練習用にそちらも是非使用してみて下さい。
Fを押さえるのが難しい理由
Fを押さえるのが難しい理由はいくつかあります。
Fが難しい理由
- 人差し指一本で複数の弦を押さえなければならない為
- 指を全て使う為、力のバランスが難しい
- 弦高が高いとかなり押さえづらいから
通常のFの押さえ方をご覧ください。
通常のFは通常使う事のない指の形に加えコツが必要で習得するのに少し時間がかかってしまうのです。
参考:バレーコードとは?セーハコードとは?【攻略方法】コツとやり方
そのギター弦高大丈夫?!
前項で書きましたが、ギターはものによって個体差があります。安いギターと高いギターというわけではなく、機種によったりギターの状態によって大きく変わります。
弦高が高いとかなり弾きにくい
弦高とはギターの弦の下側の端とフレットの上部の端の距離です。
これが広がりすぎているとFを押さえるのにとてつもない力が必要だったり、物理的に押さえるのが無理な場合もあります。
自分で出来る解決策
step
1定規を準備する
自宅にある一番メモリの細かい定規を準備しましょう。
step
2弦高を測る
6弦の12フレットを測るだけ!
step
3結果を見る
3mm以上ありそうだったらギターの状態が悪い可能性があります。下に詳しい測り方のリンクを貼っておきますのでちゃんと測ってメンテナンスをしてみましょう。
メンテナンスに関しては自分でも出来るものがありますのでよかったらまずは下のリンクから詳しい弦高の測り方を参考にしてみてください。
Fの簡単コードの正式な名称
この簡単コードの正式名称は
FM7/E
音の並びは下記の表の通りになっています。
弦 | 音 | 度数 |
1 | E | Ⅶ |
2 | C | Ⅴ |
3 | A | Ⅲ |
4 | F | Ⅰ |
5 | A | Ⅲ |
6 | E | Ⅶ |
どうしてこんな簡単に出来るの?
簡単な理由
音を付け足して簡単にしてるから
Fの代わりにFM7/Eを弾ける理由についてですが、FM7/EとはFにⅦであるEの音を付け足しただけのコードになります。つまりは一音しか違わない為、聴き方によってほとんど同じと捉える事が出来ます。FにEを付け足すとFM7というとてもオシャレな響きを持ったコードになりますので、基本的には少し元のコードよりもオシャレになってしまう事が前提になります。一方でEを付け足すことで調によっては不協和音の様に聞こえてしまう場合がありますのでどういった条件下で使用できるかは知っておく必要があります。
どういった状況で使えるの?
違和感がなかったらどんな時も使える
使用できる条件としてはFに対してのⅦであるEが使えるという事が前提になります。調のダイアトニックコードとしては、M7が使用できるのはⅠM7・ⅣM7になりますので、キーがCメジャーかAマイナー、或いはFメジャーかDマイナーの時には使用してもほとんど違和感がないはずです。しかし、この記事にたどり着いた読者様の多くはキーやダイアトニックについての解説では分からないかと思います。そんな方は一度曲の中で使ってみて、違和感がなかったらそのまま使う、違和感が許容できない程度だったら使わないで頑張ってF本来の押さえ方を使うようにしましょう。
こんな時は使わないようにする
不協和音に感じたら使わない
前述した違和感がある時には使わないようにする事が前提として、どっちか分からない様な微妙な感じになることもあるかと思います。それはⅤ7に対してFM7を弾いてしまっている場合判断が難しく感じるはずです。7thコードに対してメジャーセブンスコードを弾くと完全に不協和音になりますので、これは避けなければなりません。Ⅴ7がFになるのでB♭になりますのでB♭キーの時は避けた方がいいでしょう。ですが、基本的には耳触りが良ければどんどん使っても問題ありません。
いつかはちゃんとFを弾きたい
Fの簡単な押さえ方についての記事は以上でおわりです。続いて、いつはかはちゃんとFを攻略したいと考えている人向けに下記に参考リンクを貼っておきます。Fはギターを練習する上で一つの大きな壁になることが多いですが、改善策をしっかり講じれば多くの場合克服する事が出来ます。