ギターを買いました。教本も買って、さあこれから練習だと思っても教本をなぞっているうちになんとなく飽きてしまって楽器が転がっている状態に。今回は上達への近道と、継続した練習の方法を書きます。
この記事で分かる事 → ギターを挫折しない為の対策
ギターが飽きる理由
- 練習がつまらない
- お金がかかりすぎる
- 自分より上手い人がいた
- Fが出来なかった
- 歌にギターを合わせられなかった
- 思ったより注目を浴びなかった
- モテなかった
飽きる人の2つの系統
理由をいくつかあげましたが、これらの理由は2つのグループに分けることが出来ます。
物理的挫折とメンタル的挫折です。
物理・技術的な挫折 | メンタル面の挫折 |
Fが弾けない、お金がない、手が動かなくて弾けない、などの技術的や実際にどうしようもなくなって諦めてしまう系統 | 自分より上手い人がいた、思ったより注目を浴びなかった、練習がつまらない、モテないなど、精神的な起因によってギターを続けることが困難になった場合の挫折です。 |
この2つの挫折要因をなくすことが出来きて、上達するための具体的な方法を提示できればギターを諦める原因はなくすことが可能です。
物理的・技術的挫折への対処法
まずは物理的な挫折にはどうしたらいいのかいくつかあげてみたいと思います。
レッスンを受ける・教えてもらう
技術的な問題は技術的に優れている人に教えてもらうのが一番の近道であり直接的な解決策です。
中には習得するまでに一定の練習をしなければならない事もありますが、教えてもらう事でより一層練習に確実性を得られます。
注意点としては、レッスンを受ける場合は技術的に優れているのと同時に情報量に長けている人を選ぶ事。【出来る事】と【何故出来ているのかを説明出来る事】この2つは別物ですので、必然的に情報量が多い人の方が教示する事にも長けています。
別ベクトルから情報を集める
脳筋練習になっている人多いと思います。youtubeなどで解説している動画や情報サイトは山の様にありますが、一つの情報源から得た情報はもしあなたに合っていなかったら練習を重ねる程に大きな負荷になってしまいます。行き詰ってしまった場合は一旦情報をフラットな状態に戻し、別の情報源から別ベクトルの情報を探し、別の取り組み方をしてみるのが有効です。
メンタル的挫折への対処法
先に中・長期的目標を立てる
ギターを始めて直ぐに辞めて行く人は具体的な中・長期的目標に欠けている人が多く、短期的目標で完結している人が多い傾向にあります。
楽器を始めた例として、
- 楽器を貰ったから始めたい
- 何か趣味を作りたい
- 時間に余裕が出来たからやりたい
- 簡単そうだからやりたい
- 知り合いがやっているから
これらのきっかけは半分目標と化していて、これらの目標の共通点は楽器を持った時点で当初の目標が既に完結してしまっている事。短期的目標が達成された状態で、それに続く第2タスクは体力が続かないのです。
そこで、中・長期を意識した目標を立てる事をおすすめします。
- 1ヶ月目でコード覚える
- 2ヶ月目でストロークで一曲弾く
- 3ヶ月目でアルペジオで一曲弾く
- 4ヶ月目でレパートリー増やす
- 5ヶ月目で憧れのあの曲を完コピで弾く
- 6ヶ月目で動画を撮ってInstagramに載せる
- ・・・
こういった具合に計画を立てます。実現性があって更に具体的であればあるほどいいですが、まずはざっくりでもいいので半年後の自分はどうなっているのか、計画の中で先に理想を完成させましょう。
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計画は都度変更して自分のペースでにあったものに変化させても構いません。何に向かっているのかこそ明確であれば、モチベーションを維持しやすくなります。
好きな事をはっきりさせる
もう一つの対処法としては好きな音楽やミュージシャンを明確にして、どうなりたいかを明確にする事です。
教室では基本的にはメソッドから入ります。姿勢やストロークの角度、フォームやニュアンス、など知れば知るほどに何やら音楽にルールらしきものを感じ始めるようになります。
これをやったらNG。
これはまだ弾けない。
これをやったら間違い。
そもそも音楽を好きになったのは言葉で表現できないような感情の部分が心地良いからだったのにいつのまにかルールが先行してしまい。すると残りの音楽人生をかけてかつての純粋な心地良さを取り戻す為にギターを練習する事になってしまうのです。
エアギターをかき鳴らす少年は
レッスンを一回受けると笑顔が消えてしまいます。
ほとんどの場合その笑顔を取り戻す為に
とても音楽的に成長しなければなりません。TED:Music as a Language by Victor Wooten
まず、覚えておきたいのは好きな音楽を弾きたいと言う気持ちと、それを行う事に関してルールはないという事。
ギターを弾くためにギターを練習するのでは無くて、音楽を演奏する為にギターを演奏するのを常に意識しましょう。