この記事で分かる事 → 速弾きを確実に習得する手順
この記事の目次
速弾きを習得する為の3つの簡単な手順
超スピードの速弾きを習得する為の3つのシンプルな手順をご紹介します。今回ご紹介する手順はオルタネートからスウィープなどといった奏法にでも幅広く当てはめられる練習方法になります。この3つの手順さえ追う事が出来れば、だれでも速弾きが出来るようになります。
それでは、ご紹介していきます。
手順① 短いループフレーズを作る
実際に演奏する場合は様々なポジションを使って様々な音を鳴らしますが、練習の場合は使うポジションを制限して短いループフレーズを繰り返して練習します。
中級者や上級者であればある程度フレーズを長くしても大丈夫ですが、初心者の方はポジションを限定して1つの弦を選んでその中で3音程の繰り返しフレーズを練習するのがいいでしょう。
例としてフレーズを載せておきます。
参考:ギター始めるなら必ず知っておきたい【TAB譜】の読み方
こういった短いフレーズを作ってひたすら反復します。そして、この練習を行う時には必ずメトロノームを使用します。メトロノームを持っていない方はインターネットでもスマホのアプリでも無料でインストールすることが出来ますので、必ず準備しましょう。
まずは問題なく弾けるテンポではじめ、符を追い続けてください。ひたすらゆっくりのテンポで間違わない様に反復して行ってください。
アクセントも付けて、3連符の場合でしたら各拍の頭にアクセントを入れることを忘れない様に弾いていきます。
手順①でマスターするべき事
ループフレーズを作り、メトロノームにしっかりと合わせる事が出来るようになる。※テンポは決して速くせずに正確性と慣れを重点にする
手順②意識を無意識へ昇華させる
手順①で行ったフレーズをメトロームでゆっくり行ってきました。手順②ではメトロノームを少し上げたり下げたりして自分が自信を持てるスピードにします。
これをひたすら繰り返すのですが、フレーズを覚えるのは根気と集中力が必要かと思います。
しかし、繰り返しているうちに意識的に行っていたフレーズを無意識に行えるようになってきます。
ボディーメモリーと呼ばれたりしますが、しゃべりながら等、別の事を行いながらでも余裕で同じフレーズを弾けるようにして下さい。
気が付けば意識していたフレーズが無意識に出来るフレーズへと昇華しているはずです。
手順①②は人によって進み方が大きく違います。それぞれ5分ずつで済んでしまう人もいれば、20~30分ほどかかる人や1週間かかる人もきっといるかと思います。
重要なのはしっかりと正確に手順を追っていくことですので焦らずに行っていきましょう。
手順②でマスターするべき事
意識しないと弾けなかったフレーズを無意識でも弾けるようにひたすら反復して練習する。
手順③テレビを見ながら弾き続ける
無意識に出来るようになってからはもう練習も無意識に出来るので、テレビを見ながらでもいくらでも練習することが出来ます。毎日テレビを見ている時間をギターを弾きながら見るといった様に変えると毎日2~3時間程は練習できるでしょう。
実際に演奏するときの位置でギターを抱え、この段階ではメトロノームはなしでも大丈夫です。ただ無意識にテレビを見ながら反復練習します。
この時に注意するべき事は絶対に間違えないこと。
間違えない
当たり前の事を言う様ですが、練習の時点から間違えないようにして下さい。反復練習をしていて間違いを繰り返していると間違えることを練習してしまいます。
必ず正確に弾くことを心がけ、弾けないフレーズの場合はテンポを落とすかループしているフレーズ自体を変えましょう。
手順③でマスターするべき事
テレビ反復法で正確無比な速弾きを習得しよう。数カ月継続さえ出来れば、君も速弾きギタリストの仲間入り!
最後に:結局は反復練習、されど反復練習
結局たくさんの時間をかけて練習しなければならないのは前提ではありますが、無意識下でテレビを見ていいとなると練習も捗りますよね。
また、ギターを毎日練習できる環境を整えてあげる事も大切で取り出しづらい場所に置いてしまったり、手間が掛かってしまう等、練習するのに適していない状況下だと継続が難しくなります。
いつもテレビを見るソファーの横に置いておく事等、工夫した上で手順①~③をしっかりこなしましょう。
早い人は一か月もしないうちに自信が付くはずです。