CAGEDシステムって何?

CAGEDシステムという言葉を聞いたことがあるでしょうか?CAGEDとは英語で籠に入ったという意味がありますが、今回は籠という意味とは関係ありません。
CAGEDシステムというコードフォームの形を応用したシステムの事でソロやアドリブやアルペジオ等様々な事に応用する事が出来ます。

一方でCAGEDシステムはある程度コードの音の構成への理解や、指板上の音の把握を前提としていますので、ある意味中級者以上のシステムであると言えます。
CAGEDシステムの構成要素
ではCAGEDシステムとはなにを指しているのかと言いますと、コードの形になります。初心者がまず初めに練習を行う簡単なローポジションのコードフォームがありますね。あれです。
その中で5つのコードを選んで抽出して応用したのがCAGEDシステムです。
使用するコードは
・C
・A
・G
・E
・D
になります。CAGEDとはつまり使用するコードを合わせて読んだという事になります。

CAGEDシステムの基本フォーム
では早速CAGEDシステムの基本フォームを見ていきましょう。まずは、ローポジションでコードの形を把握しましょう。

上記のコードになります。要点は、押さえている箇所のみではなく、開放弦を含めたコードの形を意識しておく必要があるという事です。
CAGEDシステムをDコードにずらす
ローポジションで把握したCAGEDシステムを全て指板の上に並べ替えていきます。
適当に並べるという訳ではなく、全てを同じコードが鳴っているように統一して並べるのが重要です。
まずはDメジャーのコード構成になるようにローポジションのフォームを並べ替えていきましょう。

全てフレットをずらすことでDのコードが鳴っているはずです。これでCAGEDシステムは完成です。

CAGEDシステムの応用
CAGEDシステムを覚えるとどんな事があるかと言いますと、
ソロが弾ける!
アドリブがとりやすい!
アルペジオフレーズが弾ける!
コード進行に合わせて弾ける!
テンションとかを入れやすい!
スウィープが弾きやすい!
といった効果があります。
また、今回はDで解説しましたが、これをずらすだけで様々なコードに対応する事が出来ます。コード進行に合わせて練習してみると良い練習になります。
練習のやり方に関して更に詳しく知りたい方は下にリンクを貼っておきますのでそちらも参考にしてください。