【簡単TAB】12/8拍子のバッキングパターンのやり方と解説【動画】

投稿日:2019年11月25日 更新日:

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12/8拍子のバッキングパターンのやり方と解説

12/8と表記されている楽譜のバッキングに困ったりしている方は必見です。

今回はフィンガーピッキングによる12/8で使えるバッキングのフレーズをご紹介いたします。

この記事は一部の初級者または中級~上級者向けの記事になりますので、開始して間もない方やまだコードの押さえ方やアルペジオ等の運指に自信のない方にはおすすめはしません。

コードやアルペジオから学ぶと理解しやすいと思いますので以下のリンクも参考にしてみてください。

参考:アルペジオを覚えたいならまずはこれから覚えよう【定番】 TABと動画でギター解説

また、今回のこのバッキングフレーズですが、ベーシストとして世界でもっとも有名なミュージシャンの一人であるビクターウッテンを参考にしています。

まずはご本人の演奏を聴いてみましょう。

ビクターウッテン式奏法

0:22頃~始まるバッキングフレーズになります。彼はこのバッキングをループさせて見事な伴奏を成立させていますね。同じフレーズをループさせている7分程の動画ですが、非常にテクニカルでメロディーアスでついつい最後まで見入ってしまう魅力があります。

ビクターウッテンに関しては音楽観や音楽教育についてのインタビューがありますので、この動画を見て興味が沸いた方はそちらもどうぞ

[nlink url="https://tokyoguitarpress.com/victorwooten1/"]

弾いてみよう

さて、今回はこのパターンを解説していきます。まずは演奏動画をご覧ください。

こちらの動画ではIsn't She Lovelyを以下のパターンで弾いています。
※Victor本人の演奏動画とは調が違うのでご注意下さい。

(一部抜粋)

タブ譜の見方が分からない方はまずは以下の参考URLからどうぞ

参考:ギターを始めるなら必ず知っておきたい【TAB譜】の読み方

演奏ポイント

演奏ポイントですが、こちらの4項目を抑えれば簡単に弾くことが出来ます。

・親指とコードのパターン化

・カッティング時の次のポジションへの設置

・コードのベース音(ルート音)の把握

・反復

それでは各項目を解説していきます。

親指とコードのパターン化

TAB譜をよく見ていただくと一定のパターンがあることが分かると思います。単音のみの箇所3つの弦を同時にならしている箇所です。

まずはAmのコードを使って、親指とコードのみを弾くパターンを把握していきます。以下の動画をご覧ください。

ベース音を弾く際は親指のみで、和音部分は人・中・薬指が同時に弦を弾くようにします。

カッティング時の次のポジションへの設置

カッティングに関してですが、バチっと音が鳴っている箇所がカッティングになります。鳴っていた音を消音する役割と同時にパーカッシブな音を鳴らすことでリズム感を演出する事が出来ます。

このパーカッシブな音ですが、手が全体に当たっているようで実は主に音を鳴らしているのは親指の役割になります。ネックの付け根あたりの5~6弦をバチっと軽くたたいて音を出します。

これと同時に人・中・薬指をコードを弾く位置に設置することで次の音をスムーズに弾くことが出来るようになります。

コードのベース音(ルート音)の把握

タブ譜についてよく見てみると親指の開始位置が5弦から6弦や4弦に変わっている事が分かります。これはコードのベース音がコードによって位置が変化している為で、その位置を把握して置くことはとても重要になります。

今回練習しているTAB譜の様に弾く位置が指定されている場合は特に意識しなくても問題ありませんが、コード譜のみの場合などに当てはめて弾く場合必ずベース音(ルート)から始めましょう。

反復

上記の3つの工程をマスターしたらあとはひたすら反復しましょう。意識的に行う段階から無意識に行える段階まで技術を昇華させることが出来ればあらゆるコード進行にも対応させる事が出来るようになります。

反復に関してはテレビを見ながら行うことをおすすめしています。練習方法に関しては速弾きを習得する場合とよく似ていて通じるところがあります。こちらの記事では練習が必要なフレーズをどういった過程で習得していけばいいのかを解説していますので、練習におけるメンタル面に関して興味ある方には非常におすすめです。

参考:【必ず習得出来る】速弾きを習得する為の3つの簡単な手順

最後に:応用して更にレベルアップ

こちらのフレーズですが、ベースラインを変えたりコードを弾く位置やパッシングを加える事で様々な応用が可能になります。

12/8が登場したときに利用出来るパターンの一つとして、マスターし更に発展させて利用してみてください。ビクターウッテンのフレーズの解説でしたが、少しでも読者の方々のお役に立てていただければと思います。

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