この記事の目次
簡単な押さえ方がこちら
G♭m
押さえ方は以下の中で押さえやすいものから選べばOK
使う指3パターン
3弦→小指 4弦→薬指 6弦→中指
3弦→小指 4弦→薬指 6弦→人差し指
3弦→中指 4弦→人差し指 5弦→親指
おすすめはパターン1
表の見方が分からない人は下のリンクで説明しています。
※今回ご紹介する押さえ方ですが、コード(和音)を変えています。G♭mをそのまま弾く訳ではないです。この技が使える条件も記載してありますので下記参考にしてください。
コードを覚えるスタンプが便利
また、コードを覚える為の強力アイテムも利用も市販されている様です。コードダイアグラムを楽譜等に直接押せるスタンプです。
こんな感じの外見
G♭mが難しい理由
なんと言ってもバレーコードでひっかかりますよね。一般的な押さえかたがこちら。
コードに付属する情報量が増える程に抑える前からコード自体がなんだか難しそうですよね。マイナーのバレーコードはFの押さえ方でも難しかった人差し指の複数弦同時押しに更に負担をかけているのでFの難易度上位互換といっても過言ではありません。
簡単な押さえ方の正式な名前
この簡単なコードの呼び方は
G♭m7(11)
音の並びは以下のようになっています。
弦 | 音 | 度数 |
1 | E | ♭Ⅶ |
2 | B | 11th |
3 | A | ♭Ⅲ |
4 | E | ♭Ⅶ |
5 | A | ♭Ⅲ |
6 | G♭ | Ⅰ |
構成音はシンプル
1弦側から♭Ⅶ、11th、♭Ⅲ、♭Ⅶ、♭Ⅲ、Ⅰ、
ですので、ただの11thコードである事が分かります。
どうしてこんな簡単に出来るの?
簡単な理由
音を付け足して押さえ方を変えているから
この簡単にしているコードですが、あくまでも≪多くの場合≫使用することが出来る事を念頭に置いておきましょう。
F#mをF#m7(11)に変化させることによって11thの音を付け足している訳ですが、ダイアトニックコードの中のマイナーコードⅡm,Ⅲm,Ⅵm,Ⅶm(♭5)に対してそれぞれの11thの音は付け足してもアヴォイドノートにはならない為、≪特定の条件以外のらゆるダイアトニックコードのマイナーコードには11thを付けることが出来る≫と考えておけば大丈夫です。
特定の条件ってどんなとき?
音の聴こえ方が悪い時はやめる
では特定の条件とはどんな時かと言いますと、11thの音がアヴォイドになってしまう時です。11thが原因で不協和音を発生してしまっているときには避けた方がいいと言えます。
こんなときには避ける
特に2弦の音の不協和音に気を付けよう
つまり2弦のBの音が曲の流れに合ってなかったり、メロディーに対してぶつかってしまっている場合は積極的に使用するのは避けたいところですね。
そのギターの弦高大丈夫?
バレーコードが押さえられない人はギターの弦高のせいかもしれません。そういった人はトラスロッド調整がおすすめ。
こんな人はトラスロッド調整すべし
「更にギターが弾きやすくなればいいな」「ネックの反りを直したいな」と思っている方
弦高調整したら
- 弦高を下げる事が出来る
- 弦高を上げる事が出来る
- 弦のビリつきをなくすことが出来る
そのギターのネック反ってるかも?
ネックの反りには大きく2つの状態があります。
順反り
逆反り
上記の2種類です。ネックは木材を弦で引っ張っている状態ですので、弦を張っている状態の時は常に一定の力が加わっている事になります。
弦とフレットの間の距離の事を弦高と呼びます。弦高は距離が開きすぎていると非常に弾きにくく、バレーコードなどで挫折する人の主な原因になってしまったりします。
弦高をまずは測ってみよう
反りを確認する際には弦高を調整することを念頭にまずは弦高がどのくらいかを測ってみましょう。
ちなみに一般的な定規は1mm間隔だと思いますが、ギターはとても精密な設計になっているので0.5mm単位で正確に測ることをおすすめします。ギター用の万能定規も販売されていますのでメンテ用に一つは持っておきたいですね。
測り方やネックの反りについて詳しく知りたい人は下に参考リンクを貼っておきます。
どうしても押さえられない方へ
一旦楽器の状態を確認するべき
コードを押さえられるようにするには自分でコツを掴むまでに相応の時間がかかってしまいます。ただ、場合によっては楽器の調整が不十分でフォームがきれいでも音が鳴らない場合があります。
押さえ方のコツは人によって違う
押さえられないと感じる人は原因がそれぞれ違う場合がほとんどです。調べてもなかなか出来るようにならないのはその為で、まずは原因を探すところから始めなければなりません。
原因はもしかしたらギターかも?
いくらやっても出来ない場合、もしかすると原因はあなたではなくギター本体にある可能性が高いです。大雑把にだけでも以下の通り
チェックリスト
- ギターのネックが逆反してしまっている
- ギターのネックが順反りしてしまっている
- フレットが浮いてしまっている
- 不良弦を貼ってしまっている
- ペグに不具合が起こっている
- ブリッジが低すぎて弦がビリついてしまっている
- アールがまっすぐでそもそも弾きづらいギターを持っている
- etc
思い当ったら要注意
これだけでも聞いた事がない項目がたくさんあった人は、一つ一つ調べてもかなり時間がかかってしまったり中々確信を付く様な原因が見つからないのではないでしょうか?ましてや押さえ方もちゃんと出来ているのか分からない中で、ギターの方にも何か原因があるのを見つけ出すのは相当の体力が必要になります。
人に聞くのが一番早くてコスパがいい
可能性を全部潰していくよりも結局は知っている人に聞くのが一番早いです。ですが、上記の可能性を踏まえてギターの状態を理解して押さえ方をわざわざカウンセリングしてくれる人を見つけるのは基本的には難しいです。
強い味方⇒無料コードメモ用紙
攻略法を記述しましたが、追記です。保存可能なコードのメモ用紙を作成しましたので、以下の記事を開いて表を右クリックで保存しA4紙等に印刷して覚えたいコードや良く忘れてしまうコードなどをたくさんメモしましょう。
以上で簡単コードについては終わりです。この記事が少しでもギタリスト達のお役に立てていただければ幸いです。