ProtoolsとLogic
DAWをこれから選びたい人で情報を集めている人はProtolsとLogicの名前は必ずと言っていいほど出てくると思います。
国内では2大DAWとも言えるべきこの2つのソフトですが、対比したときにどっちの方がいいのかを主観的に解説します。
DAWってなに?
DAWとは
DAWとはDigital Audio Workstationの事です。
DTMと呼ばれるものと一緒くたにされがちですが、DTMがDesk Top Musicの略になります。DTMをする為にDAWを買うといった感じです。
制作の必須機材
DAWは録音し編集してデータを書き出す一連の作業を行うことが出来ます。CD音源化されている製品は直撮りしていない限りはほとんどがこのDAWを使用して制作されています。
DAWの普及で選ぶのが難しくなった
また、DAWを使用して音源制作を行うエンジニアも職業として存在するほど録音現場では重要な要素を担っています。近年では、かつてプロの現場で使用されていたものと同じようなクオリティのDAWや機材が一般家庭の制作環境でも使用できるようになった事で更にDAWは普及し、種類も多岐にわたった事で選ぶのが難しくなりました。
選ぶポイント①周りに合わせる
回りと合わせた方が効率がいい
ファイルの共有やデータ転送がスムーズの方が効率が良く、またクライアントへの負担を減らすことが出来ます。人によっては、データ便やfirestorageがデータ劣化すると考えている人もいて、DAWでやりとりするのを好む人もいます。
工程がシンプルだと効率があがる
Protoolsの機能や使い勝手がいいからProtoolsを使っていたとしても、クライアントの要求するファイル形式ややりとりの利便性ではDAWが同じの方が便利です。
やりとりなどをしない方も、周りが使っているDTMを使用する事でアプデの情報やテクニックを共有しやすくしたり、教わりやすくする事で物事が素晴らしくシンプルになります。
シンプルはミスを少なくして効率を上げる
制作においては時には利用環境がシンプルであればある程よかったりします。ミスの可能性を極限まで下げつつ効率を高めるので、どちらか迷っているならとりあえず周りの環境を確かめてから合わせてみるのもいいでしょう。
選ぶポイント②4項目で比較
では実際にレビューと比較をしていきます。比較するのは以下の4点で最後におすすめをまとめています。
チェックリスト
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クオンタイズ(オーディオ編集)
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ミキシング
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ソフトのセットアップ
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バウンス
クオンタイズでProtools
クオンタイズではProtools
Beat Detectiveという機能があるProtoolsは素晴らしいです。昨今のエンジニアはなんでもかんでもクオンタイズをします。
自分でもこの技術をある程度身につけて置くことは重要でオーディオをクオンタイズする事に関してはProtoolsは圧倒的に簡単に編集が出来ます。
LogicにもFlex Timeが使えますが、オーディオを編集する為にはBeat Detective程シンプルには行うことが出来ません。
ミキシングでLogic
ミックスはLogic
2つのソフトの一番の違いと言っても過言ではないのがミックスです。ミキシングに関してはLogicに圧倒的な軍配が上がります。
理由としては初期のプラグインがLogicの方がよほどシンプルで豊富になっているからです。
Protoolsが悪いわけでは無く選択肢が多すぎる為複雑すぎるようになっています。プラグインを使うのにも多機能すぎる為オーバーファンクションになりやすい反面があるのです。
嗜好性がはっきりしているエンジニア等でしたらあんまりこれは関係ないですが、プラグインのシンプルさはLogicに軍配が上がります。
セッティングではLogic
Protoolsはとにかくセッティングが複雑で最初の内は難しい。LogicでシンプルなセットアップがProtoolsでは複雑になっていて、
例えばギタリストなどの専門楽器がある人が使う分にはこの複雑さは特に必要ではない事が多いです。
ProtoolsはIn/Outやインターフェースの設定などが初めての人にとってはかなり複雑に感じます。
Logicはこの点かなり簡単にセットアップ出来ます。
オーディオをバウンスする事に関してはProtools
Protoolsの方が色々と選択肢があります。ドライ音源やバウンスで重宝する事が出来るのが利点とも言えます。
Logicではドライ音源などを送る時にEQがどうのなど、気を付けないといけないことがいくつかありますが、
Protoolsに関してはシンプルで、かつもっと簡単に色々とエクスポートする事ができます。
まとめ:どっちを使うべきか
結論としてはどちらも第一線で使われるDAWソフトですのでどちらを選んでも非常に素晴らしいコスパを得られます。
そうなるとやはり使い勝手に重きを置くべきで周りのプロデューサーが使っているソフトがいいのではないでしょうか?
また、すぐに誰かに聞ける環境にあるソフトが問題などが起きた場合に解決できるのもとても重要です。
Protoolsはこんな人におすすめ
ポイント
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コンピューターや設定などに自信がある
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バウンスやクオンタイズなどオーディオ編集に重点を置いている
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サブスクでDAWを使いたい人
Logicはこんな人におすすめ
ポイント
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自分の為にレコーディング出来る環境があればいい人
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MIDIが使いたい人
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簡単、シンプルに編集などを行いたい人