インタビュー記事
【ビクター・ウッテン TED:言語としての音楽(1/6)★翻訳付】
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その超絶技巧は誰もが認める世界のビクターウッテン
演奏ではおちゃめな一面ものぞかせ、
ファンを大切にしている事でも知られています。
SNSではジャグリングも披露していて
それもかなりの腕前^^;
そんなセンスの固まりのような
ビクターウッテンですが、
TEDというプレゼンテーション番組で
言語としての音楽というタイトルで
自身の音楽感についてプレゼンしていて
音楽をやっている人にとっては
とても興味深いい話だと思うので
ご紹介致します。
Music as a Language: Victor Wooten at TEDxGabriolaIsland
VW.
皆様、ありがとうございます。
そうです。
私はバンドの一員として生を受けました。
本当に言葉通りバンドの一員です笑
産まれた時に兄達は既に
音楽をしていてすぐに
ベーシストが必要だと悟りました。
そんな役の中に産まれました。
この歳になって、教える側に立ってから
自らがどの様に教わってきたかを
よく考えて振り返ってみると
私は特に何も教わっていない事に気がつきました。
これが私が音楽を言語と
表現している理由です。
自分の母国語を考えてみて下さい。
私とここにいるほとんどの人にとっては
きっと英語でしょうから
英語を基に話を進めます。
英語をどうやって学んだか考えてみると、
誰かに教えてもらっていない事に
気がつくと思います。
ただ、周りのみんながあなたに
話しかけていただけです。
それの何がすごいかって、
一番面白い事は会話を返す事が出来る事です。
でも音楽では、ほとんどの場合
初心者は自分より上手な人とは
一緒に演奏する事が認められません。
初心者は初心者のクラスで
立ち往生するしかないのです。
そしてそこに何年かいて中級に昇格し、
やがて上級になります。
上級を卒業してもまだまだ
やらなければならない事がたくさんあります。
でも言語なら、
赤ん坊でも言語のプロといつも会話という
ジャムセッションをすることが出来るのです。
その時点ではあなたは自分が
初心者だとすら気がついていません。
だれも
「もうちょっと上手になってからじゃないと
話してあげない」
とは言いませんし、
「もっと歳とったら話してあげるね」
とも言われません。
何を言わなければいけないのかも
指定されませんし、
部屋の隅に座って
練習させられる事もありません。
そして間違っていても正される事もありません。
想像して下さい。
あなたが2〜3歳で間違った言葉を
何回も繰り返して覚えて誰も正してはこない。
でも何回も間違った言い方をし続ければ、
やがて親は間違いを指摘する代わりに
あなたのやり方を覚えるでしょう笑
そして彼らもまた間違って言い始めるでしょう。
それの何がいいかって、
あなたはずっと自由だって事です。
どうやって話すかは自由なのです。
要するに音楽でもひたすら教育を
受けてから自分の表現を探すのではなくて、
初めから自由に自分なりのやり方で
表現方法を習えば良いのです。
だれもあなたの自由を奪ったりはしていません。
それが私が小さい頃に習った音楽でした。
私は英語と音楽を同時に同様に習っていました。
私は聞かれると基本的には
「そうだね。
大体始めたのは2〜3歳くらいのときかな」
と答えていますがそう答えた方が
現実的で信憑性があるからなんです。
でも英語を話し始めたのはいつでしょう?
3歳きっかりになるまで
ずっと待ってはいなかったでしょう。
訳:鈴木光生
-インタビュー記事
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